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2008年7月14日 (月)

日本の農法

キャベツならいざ知らず、稲の苗を育てて一本一本定植するなど、奇想天外と言うべきではないか。

そんな農法が弥生以来、ずっと続いている。Cimg5992

そもそも瑞穂の国の稲作は、限られた土地で多くを養うための農法だった。

田んぼを慈しむように耕して、苗を一本一本移植する。

収穫を最大にするためには、投下労力の多寡は問題ではなかった。

ところがその米が生産過剰になって、もう30年以上が経過する。

そしてこの国の水田の三分の一もが、休耕やら転作やら飼料化などを強いられている。

それなのに、肝心の農法は昔のままである。Cimg5993

小麦や大豆、トウモロコシでは考えられないことが、当たり前になっている。

それは実は経営規模が、田植が許容できる範囲だったことと関係している。

40ha~50ha程度なら移植栽培が可能なのだ。

だが生産コストを思い切って切り下げるなら、規模を数倍にして

この農法を抜本的に変えなくっちゃならない。Cimg5900

直播は、その重要な手段だ。

私の家の近くの水田で、その実証が行われている。

2月に代掻きをして田を乾燥させ、

繁茂した雑草を一斉処理してから、機械で筋蒔きする。

最初は、どうなることかと見ていたのだが、思いの他順調である。

ひょっとしたら、既存農法に匹敵する収穫が期待できるのではないか。

先駆的な農業者の努力に敬意を表したい。

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