« 天ぷらそば | トップページ | 時代と人 »

2008年8月 6日 (水)

影富士

山の影を撮る機会など、そんなに度々あるものではない。Cimg6109

しかも、富士山の影である。

ご来光を待った後、100mほど登って南側の稜線に出ると、

富士宮側に夜明けの富士山の影がくっきりと見えている。Cimg6120

体調が優れなかったこともあって、しばらくこれを眺めていた。

何となく頼りなげなその影は、私達の過ぎ去った時間と同じように、

程なく消えてしまった。Cimg6111

富士山にも、過ぎ去ったつい最近の過去がある。

200年ほど前の富士は、

噴火口に熱い焼砂が残り、神池(加工湖)も霊験として存在していた。Cimg6119

富士山は、つい最近まで紛れも無い火の山だったのだ。

だから、それぞれの登山口に火に関る祭りが残っている。

富士宮口の御神火祭りや御殿場口のワラジ祭り、そして吉田の火祭りだ。

私達の山頂往復マラニックは、御神火祭りのその当日だった。Cimg6060

御神火祭りは、浅間神社の湧玉池でミソギをして、

富士山頂に御神火をいただきに登山する。

山頂の奥宮で点火したその火を、二台のミコシに戴いて市中を練りまわす祭りだ。

富士山の火は、まさに神の火なのだ。

ミコシの一台は、富士山の形をしていて御影と呼ばれているそうだ。

祭りのその日、かつて噴煙を上げていた山頂には、登山者の長蛇の列が出来ていた。

|

« 天ぷらそば | トップページ | 時代と人 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 影富士:

« 天ぷらそば | トップページ | 時代と人 »