« 秋声 | トップページ | 活力の源泉 »

2008年8月17日 (日)

大菩薩峠にて

この大菩薩に登るようになって、もう十年近くになるだろうか。Cimg6184

その昔甲州街道は、中央道の方向ではなくこの大菩薩峠を越えなくてはならなかった。

中里介山の小説で知られるようになった峠だ。

その標高1,897mの峠まで1,300mを一気に登るこのレースは、Cimg6185

足を休めるいとまも無い結構苦しいレースだ。

そんな苦しいレースに、何故毎年やってくるのかと自分でも思う。

毎年同じコースを走るのだが、その年その年で少しづつ違っていることがある。Cimg6187

新しい道路が出来ていたり、市の名称が変わったり、昨年までのお店が無くなっていたり、

そう、一番変わっているのは、私の走力かもしれない。

それに、一緒に来る仲間の顔ぶれや様子も変わっていく。

年年歳歳、こうして一年が経過していくのかと思ったりもする。

走り始めると、もう何も考えられないほど苦しくなる。

しかし、その16kmを上り詰めると、Cimg6175

峠の上で、一気に気分が開放される。

下方のダムや連なる峰峰を眺めながら、

昔の旅人の労苦をしのぶ余裕さえ生まれる。

トンネルの多い中央本線が開通したのは、明治36年のことだ。

それ以前は、この地域で作られた葡萄も、東京まで馬の背に乗せて3~6日も要したらしい。

それが、半日で運ばれるようになる。Cimg6160

そのトンネルも、今日では新しいトンネルが出来て、

ワインを貯蔵する倉庫に変わっている。

時代も人も移ろっていくのだが、峠だけは今も何一つ変わらないようだ。

|

« 秋声 | トップページ | 活力の源泉 »

スポーツ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大菩薩峠にて:

« 秋声 | トップページ | 活力の源泉 »