虚勢にさよなら
ホッとしたりハラハラしたり、悔しいことや苦しいことにだって遭遇する。
そして、そのことはすべからく、人と人との関りに起因している。
私達の情感は、夫婦や、親や子に、地域や職場に、
友人や恋人に認められて初めて、喜びにも悲しみにもなるからだ。
だから、生涯一人で無人島暮らしだとしたら、
仮に何かを得たとしても、喜びもへったくれも無い。
つまり人間は、一人ではとても生きていけないのだ。
精一杯強がって生きている。
ひ弱なくせにその弱さを隠して、虚勢を張って生きている。
動物の世界では、時に弱さは攻撃の対象だ。
それに人間は、強さに対しては優しくはなれない。
強がりを止めて胸襟を開いてこそ、分かり合うことが出来るのだ。
だから国も人も、強がりを止めるべきなのだ。
そうすれば世の中は、もっとずっと平和で過ごしやすくなるはずだ。
戦争も経済も、とどのつまりはその人間関係の総和なのだから。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント