能登・輪島
能登地震のあったのは、一昨年の3月だったろうか。
輪島塗りの工房など、ふるい建物が甚大な被害を受けた。
しかし、重蔵神社には鳥居がなく、片隅に無残に倒れていた。
泊まった旅館の仲居さんが、「地震で人が見えた」と言っていた。
人助けに走り回った人、そんな姿があからさまになったと、
事例を上げて説明してくれた。
誰のもとで働くべきかも考えたと言う。
危機管理というよりも、そんな時こそ人間の本然が露出するのだろう。
もともと手間かけ暇かけ、時間を凝縮させたような産物だ。
既に実用品としてではなく、工芸品になってしまっている。
地震が、廃業・転業の引き金になったのだ。
伝統工芸の保存・伝承は、限りなく難しい。
| 固定リンク
|






コメント