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2008年11月17日 (月)

古刹

紅葉が見ごろだと言うので、引佐の龍潭寺を訪ねた。Cimg6639

小雨にも関らず、訪客は絶え間ない。

小堀遠州の造園と伝わる心字池の庭も、

落ち着いた変わらぬ風情の中にあった。Cimg6635

古来寺社と言うものは、その寺社領からの上がりで運営されてきた。

この点、この龍潭寺は恵まれていたのかも知れない。

浜松市北部のこの井伊谷は、徳川譜代の井伊氏発祥の地である。Cimg6637

そうしてこの寺には、井伊直政など三代が葬られ、

井伊家の菩提寺として大切にされてきたからだ。

信長が武田勝頼を討伐した後、Cimg6640_2

家康は井伊家に武田の家臣団を受入れさせる。

その武田の騎馬軍団は、赤い鎧がシンボルであった。

武田の軍団を丸ごと抱えた井伊氏は、以後赤備えをもつて知られるようになる。Cimg6643

徳川の軍法が秀吉との確執で武田式に改まり、

井伊の軍団は徳川の最大の軍団になる。

関ヶ原以後、井伊家は彦根に移るのだが、Cimg6644

この在所の菩提寺は、井伊家によって大切にされてきたのだろう。

今も、往時を偲ばせる程に良く手入れされている。

庭を覆うモミジはまだ緑を残し、これから徐々に色合いを変えていくのだろう。

暦の移ろいは弛むことなく、何百年の古刹にも訪れていた。

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