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2008年12月 1日 (月)

モミジは池のほとりに

目黒の都立庭園美術館を覗いた。Cimg6723

1933年(昭和8年)に建設された旧朝香邸の一角にその庭はある。

木立に覆われた茶室の前には、ほど良い広さの池があって、

その池に枝をさし伸ばすようにして、Cimg6725

真っ赤なモミジが晩秋の陽光に輝いている。

勿論、水面にもその輝きは照り映えて、息をのむような美しさなのだ。

「やはりモミジは、池のほとりだ」そう、感じ入ってしまった。Cimg6724

日本庭園の隣には、ヨーロッパ風の庭もある。

だが、この方に足を向ける人は僅かだ。

池のほとりで、もう十分だからだ。Cimg6726

この屋敷の創建は、世界大恐慌のさなか、軍部の台頭する時代だ。

明治帝の第八皇女夫妻の邸宅であり、

当時のモダンを象徴するアール・デコ建築としても知られる。Cimg6728

この当時、東京に地下鉄が開通し、モボ・モガが銀座を闊歩する。

第二次世界大戦に向かって突き進む前の、

ほんのしばしの明るさだったのかもしれない。Cimg6719

邸内の展示「1930年代の東京」の数々に、

ほんの一時代前の人々の息吹を感じつつ・・・・。

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