« モミジは池のほとりに | トップページ | 目黒の百段階段 »

2008年12月 2日 (火)

時代を担う民族

「文明のそれぞれの段階で、その段階に適った民族がその歴史時代を担当する。」Cimg6730

と、そう言ったのは司馬遼太郎だ。

例えば、かつてのモンゴル人は、

騎馬と遊牧によって、ユーラシアをおおうほどの巨大な帝国を建設した。

遊牧と言うその時代の一大文明を担うのに、彼らが最適だったのだろう。Cimg6544

15世紀の大航海時代は、熱狂的気質のスペイン人が担った。

彼らは世界中を冒険的に航海し、自らの版図を広げていった。

だが16世紀の後半になると、組織力に長けた英国人が覇権を握る。

スペインの無敵艦隊が烏合の衆であったように、Cimg6729

スペイン人の個人的冒険心では対応できなくなったのだ。

その英国の時代も、産業の革新に遅れて20世紀には終焉を迎える。

そして、Cimg6630モダンな市民国家としての米国が台頭する。

様々な民族を包含してフロンティアを続け、今日まで盟主であり続けた。

が、一極の世界が無限に続く訳が無い。

くしくも今日の金融危機は、中国や欧州、ロシアやインドなど、Cimg6613

多極化時代への転換の契機になるだろう。

だがその極の一つとして、この日本の国が出てこない。

巨大な経済と資産を抱えているはずのこの日本は、

一体全体Cimg6721どんな選択をしようとしているのだろうか。

果たして日本民族は、単なるエコノミツク・アニマルだったのか?

「未来の世界における日本」を語る指導者の待たれる所以だ。

今、私達に必要なのは、日本人の未来へのビジョンではないのか。

|

« モミジは池のほとりに | トップページ | 目黒の百段階段 »

歴史」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 時代を担う民族:

« モミジは池のほとりに | トップページ | 目黒の百段階段 »