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2008年12月 4日 (木)

いい加減

いい加減とは、本来は過剰加減の反対語だ。Cimg6624

だが、過剰な加減の時代が続いて、何時の間にか人を揶揄する言葉になった。

もともと日本人は、「和をもって尊し」とする中庸を尊ぶ民族だった。

稲作を中心にした農耕文化は、Cimg6421

暦に即して適度な作業体系を作り上げていたし、

作業能力や天候、土地条件に応じて生産活動が展開されていた。

エネルギーや資源だって、無駄を一切出さないやり方だ。Cimg6398

人にも自然にも良い加減が出来ていたのだ。

それに対して現代の工業社会は、それを前面否定することから始まった。

過剰な効率と利益追求が全ての価値になった。Cimg6397

結果として、環境汚染と貧富の差を広げ、

本来涵養すべき第一次産業を置いてきぼりにしてきた。

破綻した米国発の金融工学だって、過度な加減だったのだ。Cimg6467

だけど目の前に人参をぶら下げられて、皆がその尻馬に乗った。

結果が、昨今の混迷である。

日本人も、いい加減を忘れてしまったのだ。

もう右往左往は止めて、国や地域の将来を見据える。

人々の本当の豊かさの実現に向けて、その事を息長く続ける。

それが「いい加減」なのだと思うのだが・・・。

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