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2008年12月15日 (月)

八相の庭

京都絡南の東福寺方丈の庭である。Cimg6830

東福寺は、京都屈指の紅葉の名所として知られる。

が、通天橋の両側に広がる峡谷のカエデはあらかた落葉し、

既に眼下の谷間に織り敷かれていた。Cimg6841

せめてもう一週間早ければと悔やまれた。

その代わり、大方丈の東西南北に配された八相の庭に目を見張った。

作庭が昭和13年と言うこともあり、Cimg6835

旧来の枯山水とは、趣が随分と違っている。

南庭の広大な白砂には、5mもの巨石が横たわり、

八海に浮かぶ剛健な四仙島を表現すると言う。Cimg6833

広さと言いその豪快さは、禅の何たるかを語ろうとしているようであった。

それから東庭が奇妙である。

簡単に言うと、東司(旧便所)の柱石を北斗七星型に並べてある。Cimg6837

後方には天の川に見立てた生垣があって、小宇宙を作っている。

西庭は、もっと指向が変わっている。

井田市松と呼ばれるらしく、Cimg6840

整然とした敷石と苔の市松模様である。

機械的な文様なのだが、これも私達の精神の一面だろうか。

いずれにしても、一見の価値ありである。Cimg6838

ところで東福寺は、聖一国師の開山になる京都最大の禅寺である。

通天橋が珍しいが、山門にしても方丈にしても威容と言う他ない。

秀吉や家康らが保護したと言う通り、武家好みの造りになっている。

モミジは残念をしたが、

この方丈の四庭は、近代禅宗の白眉だそうである。

禅の境地は分からないが、毎日、こんな庭を眺めてるんなら良いかな?

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