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2009年1月18日 (日)

美の共有

美術品は誰のものかと言う議論がある。Cimg7043

かつてバブル経済末期の頃、

某製紙会社の社長が、ゴッホのヒマワリを手に入れた。

彼は、俺が死んだらこの絵を棺桶に入れろと言ったのだ。

そのことが世界中に伝わって顰蹙をかった。Cimg7040

だがその非難のお陰で、絵は灰にならずに済んだ。

この点、岡田茂吉の収集の目的は明確だった。

彼は、「美術品は人間の品性を高めるものだ」と考えていた。

だから集めた美術品は、一人でも多くの人に見せることを旨とした。Cimg7038

ことさら彼は、東洋美術の優品を集めることに熱中した。

その美術館が熱海と箱根にある。

思い立って熱海のMOAに出かけた。

北斎の富嶽三十六景を見に行ったのだ。Cimg7041

僅か150年前のこの国の姿が、

富士山と共にそこにはあった。

北斎が歩いて旅し、写し取った世界だ。

文化とは、優れた人々が積み上げて育てていくものなのだ。

チョツト忙しかったけど、

私の品性は別として、

少しばかり気持ちが温かくなった様な気がしている。

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