民族の食
その豊かさと共に米の消費は減り続け、
一人平均一年に60kgも食べなくなった。
江戸時代には一人一石(150kg)と言われたのだから、
そうして米が減った分、輸入小麦で作ったパンやウドン、
ハンバーガーやフライドチキンなんてのを食べるようになった。
要するに和食離れである。
学校給食だって、中華やスパゲッティに洋食となって、和食は付けたしだ。
そうなったのは、はたして和食に原因が有った訳じゃない。
スローライフの発祥地イタリアには、マクドナルドの店は皆無だ。
イタリア人が「俺達の食べるもんは、俺達が決める」と無視したからだ。
イタリア人にとって、食とは正に民族のアイデンティティーなのだ。
これはフランス人にも言える。
あのひょろ長のパンとワインは絶対なのだ。
それぞれの民族が、独特の食を磨きあっていて、
そいつが民族の印でもあるのだ。
日本人は、日本食を無国籍化させられてしまった。
多分、米国の占領が大きいだろう。
この日本食の崩壊の一方で、この国の農業は崩壊の危機に瀕している。
この間、癌やアトピーも激増した。
恐らく、この国の将来と足元は危ういだろう。
まもなく、中国製冷凍ギョウザ事件から一年になる。
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