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2009年1月27日 (火)

草薙の剣

静岡市清水区に草薙と言う地がある。Cimg6519

以前から、その地名の由来が気になっていた。

古事記にヤマトタケルと言う英雄が登場する。

彼は景行天皇の息子で、命によって熊曾や蝦夷の征伐に出かける。

東国への遠征の折、彼は伊勢神宮で叔母の倭比売命から神剣と袋をもらう。Cimg6352

その神剣が「草薙の剣」だ。

東国に入ると相模の国造の造反で火責めにされる。

その時、草を薙ぎ払ったのがその太刀だと言う。

さらに彼は、枯れ草に火を放って向かい日を起こす。Cimg6361

叔母のくれた袋の中身の火打石を使ったのだ。

これで彼は命拾いをする。

木をすり合わせて火を起こす時代だから、

火打石は当時の最先端器機だ。Cimg6362

古事に因んでその地を「焼津」と名づけたと古事記にある。

草薙と焼津市は20kmほどしか離れていない。

この古事記の記述は、反乱したのが相模の国造だから誤記だろうとされている。

しかし、この辺が弥生の遺跡の北限だということを考えるとどうだろう・・・・?Cimg6364

まあ、神話の記述と言うものはとり止めもない。

山梨県甲府市の酒折宮のご神体は、その折の火打石の袋だと言う。

ヤマトタケルはこの遠征の帰り、伊吹山の山神退治に出かける。

この戦いで疲弊し、鈴鹿市のあたりで死んだことになっている。

彼が疲れ果てて、足が三重になって溜息をついた所が「三重」だという。

そして草薙の剣は、愛知県の熱田神宮のご神体になっている。

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