経営力
この農場も、施設面積1.1haの大温室でトマトを生産している。
一年間に一作で、カクテルトマトと称す中玉を作っていて、
訪れて先ず気づいたのは、代表取締役の飯田さんの落ち着きだろうか。
自信たっぷりで、余裕の経営をしている雰囲気である。
その農場を足場に、第二農場を栃木県に開設したのだ。
しかもその建設に当たっては、徹底した自前施工をやっている。
だから巨額の投資が必要なはずの施設が、半分程度で出来ている。
30人ほどの若い従業員も、実によく訓練されている。
二級品のトマトは全てジュースなどに加工されているが、
需要に応じきれないほどのようだ。
順調な経営の秘訣は、初期投資の抑制と徹底した環境制御だろうか。
トマトの好む環境を作り出すことに徹底している。
天敵(ミドリヒメコバチ)などを使った病害虫のコントロールだ。
綿密な研究と周到な準備が、第二農場の夢を見事に開花させていた。
雇用不況の折、農場の数名の人材募集に百名余の応募があったそうだ。
農業も、やはり経営力だな。
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