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2009年3月19日 (木)

桶ヶ谷沼と菜の花

磐田原大地の東の縁に、トンボの楽園で知られる桶ヶ谷沼がある。Cimg7287

周囲1.7kmの葦の生い立つ池沼だ。

絶滅危惧種のベッコウトンボなど、

67種類ものトンボが生息するらしい。Cimg7289

昔は何処にもあったような池だけど、今では貴重な場所になってしまった。

俄然、マガモなどの渡り鳥も集まって、156種もの野鳥が飛んでくるらしい。

今、その沼地の前面(2万㎡)一面に菜の花が咲き誇っている。Cimg7293

菜の花はアブラナ科だから、一本では地味な花でしかない。

それがこれほどの規模で広がると、実に見ごたえがある。

菜の花越しに広がる桶ヶ谷沼の景色には、Cimg7295

菜種を栽培した頃の古きよき時代の風情さえ感じる。

日本の原風景の一つだろう。

行灯の油を採るため菜種が栽培されるようになったのは、Cimg7286

戦国時代末期からだとされる。

さしずめ美濃の斉藤道三は、その油屋から戦国大名になった。

今、その菜種の栽培は輸入物におされて霧消した。Cimg7288

一方、あちこちの池沼も溜池の機能を失って埋め立てられた。

どちらも、行政や市民運動が保護する他無くなった。

利便性をひたすら追及する社会だからこそ、

こうした原風景を大切にしたいな。

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