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2009年3月23日 (月)

仁が無くば、上野の山に銅像なぞ建つはずも無い。Cimg7383

仁は、二人の人と書く。

蒼古とした言葉だが、人を愛する心を表現している。

愛するとは、信頼するということだろうか。Cimg7399

信頼された方は自ずから心を開き、相手もまた当方を信頼するに至る。

諸事難しい時代だが、信頼こそが元気と生き甲斐に繫がるのだろう。

幕末の最大の仁者は、西郷隆盛だったろう。Cimg7384

彼は人を信頼することで、維新最大の頭目になった。

西郷の声望をして維新を成立せしめたとも言える。

戊辰戦争で゛も彼は、敗者を思いやる人間だった。Cimg7386

維新後、士族の不満に耐えかねて、征韓論なるものを主導する。

そして、その政論に破れ、田舎に隠棲する。

この時まで、西郷は誠実な仁の人だったのだと思う。Cimg7385

だが、西郷の人望を不満のエネルギーが利用した。

旧主の島津久光であり、人切りだった桐野利秋たちだ。

情誼と仁の故に、遂に西郷は彼らの暴挙に乗せられるのである。

この国最後の反乱である西南の役だ。

今西郷は、反乱の首謀者に擬されたにも係らず、

仁の故に上野の山に立っている。

今中国では、この言葉は儒教の仁ではなく、

平等を実現するための言葉になっている。

朴念仁の私としては、

先ずは自分自身を信頼しなくちゃいかんと思っている。

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