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2009年4月12日 (日)

大河の一滴

そう ! 山里は、桜の吹雪であった。Cimg7649

花弁は風に舞い、

小川のせせらぎを連なって流れていく。

流れは、山々から染み出した水滴 の集まりだ。Cimg7658

そんな天竜川上流の山里の畑で、二胡とエレクトーンのコンサートが開かれた。

日頃、人を探し出すのも大変な程の過疎地である。Cimg7659

その春野町長蔵寺で、この十年こつこつと庭を整えてきた人達がいる。

と言っても、荒地を開墾して山里らしい庭を作り上げてきたのだが、

それが、尾上美知子さんと仲間達だ。Cimg7661

その仲間には、東京からも学生達が集まった。

最初は、田んぼの傍らのしだれ桜を移植することから始まった。

それが今では、熊切川を借景にした見事な大庭園になった。Cimg7662

そのお披露目の会に、今日は100人余が集まったのだ。

村を元気にしたい。

村の素晴らしさを知って欲しい。Cimg7663

そんな一念の十数年を経てきた庭だ。

その庭の舞台で、劉揚の二胡と有美のエレクトーンは、

重く流れ、心を震わすようなハーモニーを奏でた。Cimg7666

一滴の雨が山を伝い、小川にそそぎ、やがて川となる。

ある時は田畑を潤し、魚を抱きつつ下っていく。

川は、黄河だろうと天竜だろうと同じだ。Cimg7645

何をしていようと時は、止まることなく流れ下るのだ。

二胡のメロディーは、そんな情景を優しく奏でてくれた。

私達は、一滴の水玉に過ぎないかも知れない。

でも流れ下るまでの間、一体どんな役割を果たし得るのだろうか。

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