« 醍醐の花見 | トップページ | 入学式今昔 »

2009年4月 6日 (月)

小町の館

京都は山科区小野に、小野一族の居館があった。Cimg7590

小野小町は、小野たかむらの孫と言われている。

そして、その居館跡が随心院である。

平安時代中期、雨僧正仁海の開基である。

小町も暮したであろうその髄心院には、Cimg7591

小町ゆかりと伝えられるものが数多い。

小町化粧の井戸や千束の恋文を埋めたと言う文塚、

恋文を下張りしてつくった文張地蔵、小町百歳像などである。

古今和歌集には、小野小町の歌が18首のせられている。Cimg7589

「花の色は 移りにけりな いたづらに

わが身世にふる 眺めせしまに」は、人生の挽歌でもある。

美人には誰も惹かれるものだが、

小町は実在しなかったとの説も有る。Cimg7593

とすれば隋心院のそれは、すべからく雨僧正の法力か?

小町には、草深少将の百夜通(ももよかよい)の話がある。

少将は、小町を慕って雨の夜も雪の夜も通い続ける。

そして九十九日目、最後の一夜を前にi降る雪の中で発病し死んでしまう。

小町はその少将を弔うため、カヤの木を植えたと言う。Cimg7592

その切り株も、隋心院には残されている。

少将の男心も切ないが、小町の美貌も罪なものである。

それにしても、眺めせしまに我が身世にふるのは、人の常だ。

せめて、いたずらに費やす日々でないことを、

小町百歳像の前で誓った。 

|

« 醍醐の花見 | トップページ | 入学式今昔 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 小町の館:

« 醍醐の花見 | トップページ | 入学式今昔 »