« 孫と泳ぐ | トップページ | 小町の館 »

2009年4月 5日 (日)

醍醐の花見

仏教の教えを乳製品に例えると、Cimg7576

乳、酪、生蘇、熟蘇、醍醐の順に深みを増す。

理趣六波羅密多経という経典にそんな記述がある。

要するに、醍醐と言うのはチーズだ。Cimg7577

天武天皇(700)の当時、全国23箇所に官営牧場を作らせ、

そこで出来た醍醐を朝廷に貢献させたらしい。

貴族の滋養の薬であり、最高の味でもあった訳だ。Cimg7588

その醍醐を冠した寺院が、京都山科の南、笠取山山麓に広がる。

醍醐寺の教えは、仏の最上の法味と言う次第だ。

1598年、太閤秀吉はここで絢爛たる花見を開く。Cimg7579

その400年前の秀吉の気分を少し感じてみよう。

それが、今回の来京の趣旨だ。

とは言え、京は春爛漫である。Cimg7584

桜の馬場は、ピンク色に染まって浮き立つようであり、

樹幹3mもある樹齢200年の大枝垂桜は荘厳ですらある。

桜もここまで歳ふると慶賀の心境になる。Cimg7585

それに西暦951年に建てられた五重塔は、

その後の1000年余の歴史の流れをずっと見続けてきた塔だ。

日本最古のその塔の下に立つ。Cimg7583

三宝院の庭は秀吉の設計のままのたたずまいである。

そこに私が存在する不思議さに、酔うような一時であった。

人間とは何なのか ?

「限り有るかな人生 限り無きかな世」なのである。

|

« 孫と泳ぐ | トップページ | 小町の館 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 醍醐の花見:

« 孫と泳ぐ | トップページ | 小町の館 »