モネの庭には、睡蓮の花が咲き始めていた。
ガーデンパークのモネの庭は、何時行っても風情がある。
四季折々に、草花が少しずつ景色を変えていく。
水面に映る光だって少しずつ変わっていく。
今は、白い藤の花が佳麗な香りを漂わせ、
その姿を池に映していた。
人間の不思議なのは、その景色を来る日もくる日も描き続けたことだ。
モネは、池の睡蓮を飽くことなく描き続けた。
何枚も何枚も、僅かに雰囲気の違いは有るにしても、
同じような絵をず~っと描き続けた。
確かに自然は微妙だし、
一時だって同じ顔なんてしてやしない。
だけど、人間の思いの置き所なんてそんなものかも知れない。
あれこれと思い惑うよりも、一点を凝視し続けることの凄さが大切だ。
それが出来たから、モネなんだろうなと思う。
ひるがえって、あれもこれもの私なぞは、唯の凡人と言うことだろうな。
コメント