官僚打破 ?
彼は、世界の趨勢に遅れたこの国を創るには、
太政官の意図を強力に執行できる体制が必要だと考えた。
警察機構を整備したのも、大久保の意を受けた川路良利だった。
それに反対していたのが、木戸孝允(幕末の桂小五郎)だ。
彼は多分に民権的で、政党政治を指向していた。
戦後の日本は、その木戸の考えに近く、
だから首長が変われば、或いは法律の変更があれば、
行政執行は変わらざるを得ない。
事実これまでだって、変わり続けてきた。
公務員制度改革でもめたのは、人事権の所在だ。
政治が、官庁の部長や課長を決めるというものだった。
これをやりだしたら、政変の度に組織を激変させることになる。
それが政治屋の思惑なのだ。
だがそれは、国民にとって大腐敗の元になるはずだ。
政治家は、自分の利害だけを考えて行動している。
だから「議員がらみ」は、行政マンにとって要注意であったはずだ。
厚労省のやり手局長は、その轍を踏み誤った。
今日言うところの官僚打破は、これと同じ事を日常化させるのだろう。
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