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2009年6月18日 (木)

官僚打破 ?

日本の官僚機構を作ったのは、明治の大久保利通だ。Cimg8028

彼は、世界の趨勢に遅れたこの国を創るには、

太政官の意図を強力に執行できる体制が必要だと考えた。

警察機構を整備したのも、大久保の意を受けた川路良利だった。

そのお陰で維新後の混乱を何とか乗り切ったのだが、Cimg7989_2

それに反対していたのが、木戸孝允(幕末の桂小五郎)だ。

彼は多分に民権的で、政党政治を指向していた。

戦後の日本は、その木戸の考えに近く、

政治と行政は明確に区分されている。Cimg7991

だから首長が変われば、或いは法律の変更があれば、

行政執行は変わらざるを得ない。

事実これまでだって、変わり続けてきた。

とすると、今言われる「官僚打破」の意味が分からなくなる。Cimg7613

公務員制度改革でもめたのは、人事権の所在だ。

政治が、官庁の部長や課長を決めるというものだった。

これをやりだしたら、政変の度に組織を激変させることになる。

官庁に政治家の言う事を利かせたい。Cimg7602

それが政治屋の思惑なのだ。

だがそれは、国民にとって大腐敗の元になるはずだ。

政治家は、自分の利害だけを考えて行動している。

だから「議員がらみ」は、行政マンにとって要注意であったはずだ。

厚労省のやり手局長は、その轍を踏み誤った。

今日言うところの官僚打破は、これと同じ事を日常化させるのだろう。

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