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2009年7月31日 (金)

夏休み

夏休みの孫達を眺めながら思う。Cimg8385

子供の頃の夏休みの一日は、ずいぶんと長かった。

早朝に蝉が鳴き出して、眠たい目をこすりながら起きだす。

それから、ラジオ体操に行った。Cimg8383

それから・・・・・・。

毎日、何をして過ごしたんだろうか?

たぶん宿題もそっちのけで、遊び呆けていたんだろう。Cimg8368

やがて、長かったはずの夏休みもあっけなく終わってしまう。

そして、あれもこれも、やっときゃ良かったと悔いるのだが・・。

或いは人生も、夏休みと同じかも知れない。Cimg8343

人生は、結構長い。

その人生を、ひたすら一生懸命に歩いてきた(はずだ)。

時には、満身創痍になりながらも未だ生きている。Cimg8339

人生は、常に戦いだと思いながら今日に至った。

たった今だって、古臭いゼンマイ仕掛けの時計だけど、螺子を巻いたばかりだ。

それでも何時か、

「この歳になるまで、一体何してたんだろう?」

そう思うのに違いない。

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2009年7月30日 (木)

ふつつか

かつて平安の頃は、「ふつ」は太いことであり、「つか」は束だから、Cimg8138

立派で丈夫なことを「ふつつか」と言ったようだ。

それが中世以降、軽率で不調法と言う反対の意味になってしまう。

つまり不束は、「束ねてない束」の意になった。Cimg8241

農業もコンバインの無かった時代には、稲株を束ねないと処置に困るのだ。

ところで、各党が相次いでマニフェスト(政権公約)を発表している。

いい加減な公約をしていたのが、03年からマニフェストに変わった。Cimg8354

そして今回は、名実共に政権を目指す誓約の束になりつつある。

当然ながら、本当に出来るのかどうかが大きな議論になる。

それだけに、発表して直ぐに慌てて修正したりしているが・・・。Cimg8126

まぁ~ともかく、政党らしくなってきたということだ。

とは言えマニフェストは、国民との「指切りげんまん」だ。

指を切って血判を押すことだし、Cimg8261

ヤクザなら指を詰めて誓約することでもある。

後になって、不束で財源が有りませんでしたでは済まないぞ。

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2009年7月29日 (水)

一罰百戒

この社会、正義は何よりも守られなくっちゃいけない。Cimg8097

「だけど」と思うのだ。

天竜林業高校の推薦入試調査書改ざん事件である。

有力父兄に懇請されて、担当教諭に改ざんを指示したとして校長が逮捕された。Cimg8204

被告は指示を否定しているが、それで2名の推薦入学が叶ったと言う。

裁判は、その指示の内容を巡って争われているようだ。

「頼まれて困っている。何とか出来る事があったら配慮を頼む」Cimg8203

とでも、校長は言ったのだろう。

担当教諭は「その発言で、止む無く改ざんした」と言う。

勿論、自分の担任の生徒のことである。Cimg8157

それに教諭と言うものは、校長の発言にそんなに従順なものなのかどうか?

そのことが、今回の事件の争点だ。

既に、この事件は繰り返し過大に報道されている。Cimg8099

元校長は、社会的制裁をもう十分過ぎるほど受けている。

それに被告の退職金も社会的な地位も、全てこの裁判にかかっているのだ。

校長はこの裁判に負ければ、40年近い精勤の全てを失う。Cimg8098

仮に校長がその立場をわきまえなかったにせよ、この代償重過ぎる。

教育熱心な校長だったらしいし、何とかならんのかとも思う。

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2009年7月28日 (火)

未来

マニュフェストとか言う公約のことだが・・・。Cimg8252

未来への希望と言うのは、誰にとっても少しばかり魅惑的なものだ。

何かが変わるかもしれない。

そのことでハッピーなことが有るかも知れない。

そう思うと、その未来を信じてみたくなる。Cimg8246

それが人情と言うものだ。

だけど未来が美しいのは、

自分自身の未来に関する事だけらしい。

目標に向かって、一歩一歩努力を続ける。Cimg7968

そして未来のゴールには、それなりの達成感が待っている。

仮に途中で挫折しても、それはそれで納得できるのだ。

だけどこれを他人に全て期待したとしても、大抵は裏切られるものなのだ。

高速道路も無料だし、ガソリンも半値になる。Cimg8260

農家の所得も保証してくれる。

子供にも沢山の手当てを頂けるようだ。

年金も潤沢に出るらしいぞ。

素晴らしいじゃないか!Cimg8244

そのために必要な税金は、ドンドン取れば良いのだ。

盛り沢山の未来は、重い負担の裏返しでもある。

未来は「未だ来ず」と書く。

他人の描く未来に、「行く末」の過大な期待はしないでおこう。

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2009年7月27日 (月)

自分と向き合う

そろそろと言うか、もういい加減、Cimg8384

率直に自分に向き合うべきだと思っている。

人間にはそれぞれ、自分を構成している要素がある。

生まれた環境とか、共に学んだ学校や友人、

どんな仕事をどんな風にやってきたかと言うこと。Cimg8331

趣味への入れ込み具合だってそうだろう。

それに住む町や、遭遇した事件や事故もある。

そうして最も大切なのは、人との巡り会いだろう。

何処でどんな人と係わって、どんな体験をしたかである。Cimg8396

当然ながら、その要素はみんな違っている。

不満なところも、幾ばくの自惚れだって含まれる。

そうして、その要素のひっくるめが今の自分だ。

こいつらを引っさげて、今を生きているのだ。Cimg8255

この夏の夜に、一人そんな事を思っている。

そしてここには、未だ未熟な中高年が彷徨している。

これからだって、新しい要素を探すぞって!

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2009年7月26日 (日)

花火考

Cimg8394 人間は何時から、火を花にしてしまったんだろうか。

花火大会の季節だが、今年は中止になった所が多い。

お陰で花火の業界まで不況風が吹いている。

とは言え、化学物質の燃焼を一瞬の美に昇華させるのが花火だ。Cimg8393

この儚い滅びの美に、ついつい自らの人生を重ねてみたりする。

それにしても近年の花火は、随分と変化形が多くなった。

色も水色やレモン色が出てきたし、Cimg8386

形の変わったのや動くやつまである。

圧巻は、音楽に合わせてプログラミングされた点火だ。

花火もコンピュータで電動的に点火するのだ。Cimg8392

一瞬の光のショーである。

しかも、一区切りの連続花火に物語があって、

人生の何事かを語っているらしい。Cimg8387

今夜は、親しい友人と花火の下で飲んでいる。

宴はとりとめもない。

浜名湖に浮かぶその火の花は、Cimg8390

湖面に残影を残しつつ消えていく。

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2009年7月25日 (土)

スイカ

スイカの美味い季節だ。Cimg8380

殊に、山を走った後にかぶりつくスイカが絶妙である。

それも、幾ばくかの塩を振って食べる。

走っている仲間が、スイカを皆で食べるために栽培していて、Cimg8381

良く冷やしたのを山に持ってきてくれる。

そいつを、みんなでかぶりつくのだ。

心底「あぁ~、生き返った!」と言う気持ちになる。Cimg8363

ところでスイカから発見されたアミノ酸に、シトルリンと言うのがある。

肝機能を元気にする成分だそうだ。

それにスイカには、リコピンやビタミンAも多く含まれ、Cimg8378

強い抗酸化作用がある。

味の対比効果を高める塩だって、取り過ぎなどと心配は無用だ。

何故なら、スイカには塩分を排出させるカリウムもたっぷり含まれる。Cimg8379

要するに、汗をかいた後はスイカに限るのだ。

仲間の存在は、この上なくありがたい。

今日も、スイカにありつくことが出来た!

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2009年7月24日 (金)

自治会連合会

今日午後も、理事会があった。Cimg8377

ついこの間まで、そんな組織の動きなどに関心は無かった。

多文化共生で総務大臣から表彰されたんだっけ、と言う程度の知識だった。

それが連合会の役員にさせられて、

結構な時間を割かなくっちゃいけなくなった。Cimg8026

私の住む市には、304の自治会がある。

それが31の地区に分けられていて、

それぞれの地区から一名の連合会役員が出ている。

役員には、元○×高校の校長とか、元△○町の助役などと言った人が多く、Cimg8037

私は、恐らく最も若年役員の部類に入る。

それはともかく、そのアクティブな姿勢には頭が下がる。

もとより自治会と言うものが、頼りない存在になっている。

だから連合会が、これを何とかせんといかん、そんな思いでやっている。Cimg8376

この国には、本当の意味での自治意識は、露ほども育っていない。

官僚云々と言いながら、面倒は全て行政に押し付けてきた。

だけど、もう税収が伸びていく時代ではない。

逆に福祉や年金、介護だって負担が増えていく。Cimg8038

地域で出来ることは、みんなでやんなくっちゃって時代だ。

先ずは、そのことを知ってもらうことから始めようと思っている。

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2009年7月23日 (木)

自己本位

思えば私など、これまでずぅ~っと他人本位で生きてきた。Cimg8165

学校では先生や同級生を慮って、ずっと良い子で過ごした。

当然職場では、上司の顔色を伺いながら、

言いたいことも半分以下に抑えてきた。Cimg8311

家の中だって、山の神の天下である。

その意向に逆らうなんて、恐ろしくて考えもしなかった。

要するに根のない浮き草のように、Cimg8234

他人本位に徹して、集団エクスタシーに浸っている方が楽だったのだ。

それが市余生の要諦だとも思っていた。

しかしだ。

もう還暦も過ぎて、権威も権力もその程を知った。Cimg8208

人の尻馬も、それほど乗り心地の良いものではない。

そろそろ、浮き草に根くらい生やしても良かろう。

別に、個人主義になろうってんじゃない。

これが本当の俺だよって、言いたいだけなんだ。Cimg8313

そう言えば、このブログもその一つだね。

ちなみに三菱を創設した岩崎弥太郎は、

徹頭徹尾、自分主義を貫いた男だ。

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2009年7月22日 (水)

落下傘への懸念

農業も産業である。Cimg8202

誰がどのような形で営農しようと、それは自由であるべきだ。

大手スーパーや外食チェーンの農業参入はこれまでもあった。

が、いずれも生産物を自社で加工・販売する形だった。

だけど今回、豊田グループの豊田通商が、Cimg8182

宮城県でパプリカの生産と販売を始めた。

自ら生産し、スーパーやコンビニチェーンに本格的に流通させる形だ。

計画では、年商100億円の売上げを目指している。Cimg8209

総投資額は30億円近い。

当然ながら、就業の場も生まれる。

問題は、これが上手く回転していくのかどうかだ。Cimg8215

出来るとなると、既存の農業に大きな波紋を広げるだろう。

トヨタ程の大手企業なら、その信用力は農家とは比べ物にならない。

農地法の改正で、企業の農業参入がグンと容易になった。Cimg8214

農業者としては、内心複雑な思いである。

はて、落下傘を奇禍とすべきか否か。

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2009年7月21日 (火)

法螺吹き

人生とは、生まれて、生きて、死ぬことだ。Cimg8096

ただ、生まれる事と死ぬ事は、思うに任されない。

自分の意志で生まれることは出来ないし、

認知症や事故で死ぬかも知れないからだ。

だけど生きることに関しては、自分の裁量が大きい。Cimg8080

自分の思いを貫くことが出来れば、それは素晴らしい人生だろう。

問題はその思いだ。

安易なことばかりを指向していたら、それだけの人生になってしまう。

時には思い切って冒険することが必要だ。Cimg8074

坂本竜馬は、法螺吹きと言われていた。

「ああいう黒船を何艘も率いて、日本の世直しをやっちゃる」とか、

「ご政道を京都様に献上する」などと公言していたからだ。

それも磐石な幕藩体制化で和船しかない時代にである。Cimg8067

人が「法螺吹き」と思うのが当然だった。

だがその思いが、大きく歴史を動かしていったのだ。

私など小心者で、もとより坂本竜馬の足元にも及ばないが、

少しくらい法螺を吹いて挑戦する人生の方が楽しいね。Cimg8070

それから「おまえはひよこ」にならないことが肝心だ。

それは、かな人、抜けな人、ゴの人、ずかしい人、卑怯な人、

それに稚な人、稽な人だ。

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2009年7月20日 (月)

葬送の儀

人の一生は、終わってみなくっちゃ分からない。Cimg8369

と言って、無為に過ごしたって結果は見えている。

が、結果など気にもせずに、一生懸命に生きる。

その方が、きっと「生きたね!」って人生Cimg8360になる。

葬儀に会葬するたびに、故人との諸々を邂逅する。

あの時の一言が、蘇ってくるのだ。

私の叔父も、余りにも人間くさい人だった。Cimg8340

晩年は8年間も施設で過ごすことになったのだが、

元気な頃のあれこれを思い出していた。

人は、何時かは死ななければならない。Cimg8247

だけど、その死ぬことを考えて行動してるやつなんていやしない。

それで良いのだ。

今を精一杯生きることが出来れば、Cimg8201

結果など本当はどうでも良いのだ。

私の叔父も、きっと黄泉の国で微笑んでいるような気がする。

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2009年7月19日 (日)

大家

沖縄では、うふやーと読む。Cimg8171

シーサーと赤瓦の家屋が、最も沖縄らしい風景だろう。

いずれも、中国や東南アジアの影響が色濃い。

地区100年にはなろうかと言う大家は、まさにそれである。Cimg8175

名護の山間にあるレストランだ。

裏山からは水が流れ落ちて、

南国の暑さが少しも気にならない。Cimg8169

風が山裾を伝って、開放的な屋敷に流れ込む。

やはり南国と納得する工夫に感心する。

食わせるのは質素な郷土料理だが、やはり土産土方である。Cimg8173

その土地の物を、その土地の方法で調理していただく。

空気も水もご馳走なのだ。

沖縄は、本島の他にも島々が幾つもある。Cimg8170 

来年早々にも、石垣島あたりに出かけてみたい。

勿論、静岡空港のお陰だ。

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2009年7月18日 (土)

オクラ

オクラの成長力は素晴らしいものだ。Cimg8364

それに気づいてから、かれこれもう10年にもなる。

以来毎年、オクラを栽培してきた。

今年も、500株ほどを育てている。

そして私が朝起きて一番先にするのが、Cimg8365

このオクラの収穫である。

オクラは、アフリカ原産のアオイ科の植物だ。

同じアオイ科のハイビスカスと同様、結構豪華な花を咲かせる。

中が濃紫色で花弁はクリーム色だ。Cimg8366

花びらが五枚あって、それぞれに雌しべが一本ずつくっついている。

花は咲いてすぐ散る。

たった半日のはかない恋なのだ。

それから5日もすると、断面が五角形のオクラの実iなる。Cimg8367

熱ければ暑いほど成長は早い。

収穫が一日遅れただけで、化け物のように大きくなってしまう。

実はこのオクラ、嫌地性なのだ。

同じ土地で三年も作っていると、極端に成長が悪くなる。

人間同様、マンネリズムが活力を奪うのだ。

それで数年おきに、新天地を準備する。

今年は、かなりご機嫌が良さそうである。

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2009年7月17日 (金)

ストレス

およそ今の私には、ストレスらしきものが無い。Cimg8240

勿論、苦労も不満もあるのだが、そいつぁ~ストレスじゃない。

かつて40歳くらいまでは、逆にストレスの塊だった。

緊張と物事への過剰な対応が常だったのだ。

人と合わせようと、もがいていた事だってある。Cimg8150

だけと、40歳を過ぎたあたりから変わった。

どんなことにも、解決の糸口があることを悟った。

その契機が、汗をかいて走ることだった。

走っていると、思いもかけない解決の端緒が見えてくる。Cimg8244

以来20年、山の中を走り続けている。

それに、ブドウ作りに熱中するようになった。

その間は、仕事のことなんて考えない。

夢中になって、ブドウを労わっている。Cimg8241

彼らと接する時間は、私だけのものだ。

それに彼らは、私にとって貴重な話し相手でもある。

もう一つは、人と接することだ。

出来るだけ色々な方々との会話を楽しむ。Cimg7800

世の中には、様々な人がいることに驚く。

そんな訳で、私はストレスから開放されている。

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2009年7月16日 (木)

自分色

自分の色を押し殺してきたのが、団塊の世代だ。Cimg8267

つくづく、そう思う。

しぶとく従順であることが、680万人の競争に生き残る術だったからだ。

それで大学紛争や石油ショック、バブルの崩壊などの波乱もあったけど、Cimg8324

この間に世界第二位の経済大国にまでなった。

その経済の拡大に助けられて、

団塊の世代はそれなりの豊かさを享受できた。Cimg8268

その世代が、次々と職場から解き放たれて、

時間も思想についても、本当の自由を手にし始めている。

だが一面、自由と言うものほど厄介なものはない。Cimg8323

如何なる価値を創造すべきか、そのモデルが無いからだ。

世は、長寿高齢化という「成熟」を求めている。

もはや、経済成長という直線的な社会ではない。Cimg8271

むしろ、成熟の中に醸される「豊かさ」の再発見なのだろう。

そこでは物の量などは何の意味も持たない。

人と人とが、自分の色を評価しあう時なのだ。

同世代の諸君。

もう、遠慮することはない。

新たな可能性に向かって、少しばかり出過ぎてみようよ。

あなたは、どんな色をしてるんでしょうか? 

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2009年7月15日 (水)

美ら海水族館

こりゃぁ~、日本最大の水族館だろう。Cimg8131

特に7,500㎥もの大水槽は、只々感心するほか無い。

巨大魚を見上げる様は、異次元の空間である。

ここには、何時までも立ち止まっていたいと思ってしまう。Cimg8132

ここは昭和50年に開催された沖縄海洋博覧会の目玉だった。

当然今でも、沖縄観光の中心になっている。

思えば沖縄列島は、Cimg8134

黒潮とさんご礁そして深海に囲まれている。

その海の多様さは、そのまま生息種の豊かさでもある。

巨大なジンベイやマンタばかりでなく、

さんご礁に住む巨大な海老にも驚いてCimg8143しまう。

イルカのショウだって中々のものだ。

そのダイナミックな動きは、一見の価値ありである。

沖縄に行ったら、立ち寄るCimg8129ほか無いな。

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2009年7月14日 (火)

柿田川

もし、狩野川に合流していなかったら、Cimg8315

日本で最も短い川だろう。

川幅は30~50mもあるのに、延長は1,200mしかない。

三島市の隣、清水町の国道一号線南側から柿田川は始まっている。Cimg8318

富士山から伏流した水は、

約40km離れたここから湧き出している。

その量も一日あたり約100万トンと言うからすごい。Cimg8319

湧き水の量は、正に東洋一だ。

水質だって、日本の名水百選に選ばれている。

そして、県がこの水を一日に30万トン取水していて、Cimg8321

近在の35万人の飲料水と工業用水に利用している。

すべからく富士山の恵みである。

そう思うと、富士山というものの巨大さを思わざるをえない。Cimg8316

市街地の中に忽然と湧く水。

柿田川公園とされた一角だけが、緑のコロニーになっている。

奇観といって良いだろう。Cimg8314

戦後、荒れ果てていたこの地を整備したのはボランティア達だった。

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2009年7月13日 (月)

指月殿

伊豆修善寺のシンボルは、修禅寺と指月殿ではなかろうか。Cimg8299

修善寺には、鎌倉時代の影の部分が未だに漂っている。

言うまでもなく、頼朝の弟の範頼が梶原景時にここで討たれ、

鎌倉幕府の第二代将軍頼家も、Cimg8300

ここに幽閉されて湯殿で殺されている。

その時、23歳でしかなかった。

彼は、頼朝の長男だが才がありすぎた。Cimg8302

当然、北条氏の意のままになることを嫌った。

それで、北条氏によって抹殺されることになる。

息子の悲劇をはかなんだ北条政子は、頼家の墓の隣に経堂を建立した。Cimg8304

それが指月殿だ。

伊豆に現存する木造建築では最古のものだ。

その800年前の経堂には、蓮を手にした釈迦如来像が安置されている。Cimg8307

先年、この釈迦如来像の体内から毛髪が発見された。

頼家のものとも政子のものとも言われている。

修善寺の悲劇は、

源氏が単なる権力の看板に過ぎなかった証だ。

指月殿は、そのことを今に伝えているのだ。

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2009年7月12日 (日)

千葉山

JR島田駅から4kmも北上すると、Cimg8330

そこはもう山間になってしまう。

その山の入り口あたりから、丁仏参道が始まっている。

急なそま道の一町(100m)毎に、お地蔵さんが祭られている。Cimg8333

お地蔵さんは30基も続くだろうか。

それが千葉山智満寺の長い参道なのだ。

「千葉山を巡るトレイルコースを創ろう」Cimg8335

そんな話があって、仲間と共に試走をしたのだ。

智満寺の創建は771年と随分古い。

現在の塔頭は、1598年に徳川家康が寄進したものだという。Cimg8357

本尊は弥勒菩薩で、武運長久を祈願したのだそうだ。

茅葺の屋根には草木が繁茂していて、

その豪壮なつくりは山中の寺とは思えないものだ。Cimg8355

だが圧巻は、その裏山にあった。

標高498mの山中にある10本杉だ。

その巨大な古木には、それぞれ名前が付けられていて、Cimg8351

樹齢はそれぞれ800年から1200年である。

肌には青々と苔が光るように広がって、

生きてきた風雪の長さを印象させる。Cimg8347

杉は杉でも、これ程に長く生きているともう別物に見える。

生命と言うものの、不可思議を思いながらしばしたたずんだ。

ともあれ私達は、どうだん平を経て千葉山の山中を駆け下りた。Cimg8345 

目的地は、伊太和里の湯である。

この山中の温泉がゴールなのだ。

走行距離そのものは二十数キロなのだが、Cimg8362

思いのほか汗をかいてしまった。

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2009年7月11日 (土)

ヒマ尺

いつも「お忙しいところを・・・」と、それが慣用句だった。Cimg8329

この半世紀、私達は働き過ぎてしまったのではないか。

結果として、溢れるほどの物の中で生活している。

だけどこの国には、自殺者が一年に3万人もある。Cimg8328

「誰でも良かった」殺人だって次々と起こっている。

カネカネで、カネ尺ばかりで豊かさを計ってきた。

忙しく稼いで、分け合うことなんて忘れていた。Cimg8327

落ちこぼれは自己責任と、突き放してきた。

豊かさは金だと思ってきたからだろう。

だけど、豊かさってのは「間」ではないか。Cimg8292

豊かな時間、豊かな人間関係、心が広くなる空間、

そしてそれらを醸し出すヒマ(間)なのだ。

少しくらい貧しくても良い。Cimg8127

金も仕事も分け合おう。

そうして、みんなの豊かなヒマを増やそう。

暇人が増えれば、世の中のギスギスはなくなるぞ。Cimg8122

そんなヒマ尺を、みんなが持ちたい。

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2009年7月10日 (金)

思秋期

思春期の対極にあるのが思秋期だ。Cimg8326

別の表現で、更年期とも言う。

長寿化のために、この思秋期が随分長くなっている。

仕事は一線を退いたのだが、老年にはまだ早い。

果てさて、何を成すべきなのか。Cimg8312

仮に、恋に目覚め一人悩むのが思春期ならば、

思秋期には人生の酸いも甘いも知り尽くしている。

一体全体、人生の秋を如何様に思えばよいのか。

五木寛之の本に「大人の時間」なんてのがある。Cimg8269

遮二無二生きてきて、フッと自分を振り返る時間が出来る。

そうすると、無性に自分の「生」を考えてしまう。

自分の生きた証を探したくなるのだ。

過去のあれこれを、ひたすら邂逅する様になる。Cimg8322

自分の人生を疑いだすのだ。

それが思秋期なんだろう。

しかし私は、「いや、人生はこれからだ」と思っている。

思春期のような若やいだ気持ちだって有る。

空元気が過ぎるのかな~。

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2009年7月 9日 (木)

ビー玉社会

人間には、生まれながらのタイプがあるらしい。Cimg8253

血液型に象徴される遺伝形質なのか、

生活のありようによるものか、その理由は分からない。

そうして、色々なタイプの人々が巧く組み合わさって、

この社会が出来ていくものなのだ。Cimg8258

だから個性豊かな人士が多ければ、世の中はより面白くなる。

ところが近世の教育の眼目は、この個性を殺すことだった。

スピードと生産性が社会の価値であり、

そのために必要な、画一化され管理される人間が珍重されたからだ。Cimg8031

だから私達は「早くしなさい。頑張れ。しっかり。

あの子のようにやりなさい。」と言われて育てられた。

そいつは近代工業社会の必要とするものだったが、

私達の人間性にとって良かったかどうかは疑問だ。Cimg8109

何故なら、引っかかりの無い人間ばっかりで、

皆が個々ばらばらに孤独だからだ。

ビー玉社会と言うコップの中では、お互いにくっついていられる。

しかし退職してコップが無くなったとたん、バラバラに転がり出るより他ない。Cimg8140

ビー玉通しが結びつきたくても、その手(個性)が無いのだ。

ビー玉を結び付ける磁石は無い。

せめてサロンでも何でも、手頃なザルを作ることが必要だ。

ビー玉だってザルに盛れば、それなりに美しく輝くだろう。

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2009年7月 8日 (水)

地域の絆

地域も家族も、かつては強い絆で結ばれていた。Cimg8286

地域と家庭は、生産の場であり、

労働と同時に消費する場でもあったからだ。

それが自営業も農業も無くなって、

みい~んな、遠く離れた所に通勤するようになった。Cimg8275

地域や家は、寝に帰るだけの場所になって、

地域の行事や活動は億劫なだけになった。

そうして、本当は助け合って生活すべきなのに、

プライバシーを必要以上に強調するようになった。Cimg8242

「共助」なんて言葉は、死語になったと言ってよい。

こんな風になったのは、団塊の世代以降のことだ。

集団就職やら転勤やら、住宅だってアパート化した。

核家族化やサラリーマン化が一気に進んだ世代だ。Cimg8185

その世代が還暦を通過しつつある。

しかし、彼らが地域や家庭に帰っても、

そんなに温かなコミュニティーがある訳がない。

ひょつとしたら、話し相手も無い毎日が待っているのかもしれない。Cimg7995

コミュニティは、共通の関心から始まる。

自治会の役員を引き受けて、

防犯・防災であれ、福祉であれ何であれ、

無くしてしまった共通関心を再生しなくてはならない。

そう、思い始めている。

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2009年7月 7日 (火)

天の岩戸

志摩半島は、陸地の沈み込んだリアス海岸が顕著だ。Cimg8288

山が多くて平地が少なく、この日本列島の縮図のようだ。

入り組んだ打ち海の英虞湾では、真珠の養殖が盛んだ。

朝早くから、養殖筏に舟が通っていく。

養殖貝の世話かと伺ってみると、Cimg8284

最近では海ブドウを栽培しているのだと言う。

伊勢・志摩は、古代史の舞台だ。

そして伊勢神宮の式年遷宮は、古をたどる遥かなる歴史の営みだ。

だが、出雲の神々との関係など、Cimg8283

その古代における真相は必ずしも鮮明ではない。

古事記の世界は、良く分からないように創られている。

その重要な舞台の天の岩戸が、

志摩市磯部町の山中にある。Cimg8297

石灰岩洞窟で、この中に天照大神が隠れたと伝わる。

スサノオノミコトの悪事を戒めるためだったらしいが、

お陰でこの世の中は真っ暗闇になったと言う。

神話とは言え、なぜ志摩の山中が舞台なのだろうか。

不明なればこそ、神秘は募るのだろう。

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2009年7月 6日 (月)

パラダイム

この世の変化は、大体50年くらいの周期で変わっている。Cimg8073

しかも、過去が形を変えてやってくる。

高度経済成長期のような右肩上がりの時代には、

押せ押せどんどんと直線的に将来を見通すことが出来た。Cimg8092

だが今は経済も低調だし、明らかに時代の転換点にある。

つまり、パラダイムがどんどん変わる時代なのだ。

静岡県知事に、川勝平太さんが当選した。Cimg8136

彼の造語に「富国有徳」と言うのがある。

明治初期の富国強兵をもじったものだ。

国政もいよいよもって、平成の大政奉還のような雲行きである。Cimg8221

新しいパラダイムは、何を生み出すのだろうか。

リニア(直線)時代を生きてきた団塊の世代(アラカン)よりも、

この点では、80歳代の人々の方が役立つ過去を持っている。Cimg8139

私達は、もっと年配者に学ぶべきかもしれない。

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2009年7月 5日 (日)

風力のコスト

三重県津市の青山高原に、本州最大の風力発電施設がある。Cimg8279

現在の風車が32基、しばらくすると91基になる計画だ。

石油の枯渇が近づいて、俄然自然エネルギーが注目されている。

議論は、そのコストパフォーマンスになる。Cimg8280

32基のうち4基は、津市の直営施設だ。

そのコストを例に考えてみよう。

4基の設置経費は、940百万円だった。Cimg8281

これに国庫補助金が415百万円ついた。

それで平成11年から運転している。

売電価格は、年間9500万円から7700万円だ。Cimg8278

今の所、補助金を別にすれば、6年でペイできる計算になる。

それ自体、決して法外な話ではない。

と言う訳で、米国やドイツでは急速に広がっている。Cimg8276

この日本の風力発電は、むドイツの1/13でしかない。

中国と比べても、1/10なのだ。

ああでも無いこうでもないと、日本人は何も出来なくなっている。

コストが掛かりすぎる。Cimg8277

騒音が大変だぞ。

景色が壊れる。

評論は誠に盛んだ。Cimg8282

だが、それでこの国のエネルギーはどうするのか。

当然ながら、高くなる一方の油を買わざるを得ない。

遺伝子組み換えのトウモロコシを禁止しているのと同じだ。

この国の国民は、本当にバカになってしまったんだろうか?

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2009年7月 4日 (土)

関の山

関宿は、平成の合併で亀山市になっている。Cimg8294

東海道の宿場で、往時を最も残しているのが関だ。

古くから伊勢街道の要衝だったし、伊勢参りでも賑わった。

その宿場が、明治33年の関西鉄道の開通と共に一気に寂れる。

その後東海道のパイバスが出来て、関宿は無用の長物になった。

が、関は残った。Cimg8296

何がその往時のままに残らせたのかは分からない。

だが、その住みにくい町並みが残った。

昭和59年、国の重要伝統的建造物群保存地区になった。

今度は、残さざるをえなくなった。

古いものを古いままに残すことほど大変なことはない。Cimg8295

今そこに、全国から多くの人々が押しかけてくる。

往時の関は殷賑を極めた。

狭い街道一杯に山車が並び人々が押しかけた。

狭い町並みに、「もう駄目、精一杯」と言うほどのことだった。

人々は、そいつを「関の山」と呼んだのだ。

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2009年7月 3日 (金)

修禅寺

伊豆半島には、いたるところに温泉がある。Cimg8273

その中で開湯1200年と、最も古い温泉が修善寺だ。

そしてその名の由来である「修禅寺」は、その温泉街の中ほどにある。

807年に弘法大師が真言宗の寺として開山したと伝わる。

鎌倉期には臨済宗の寺だったが、何故かこの寺は悲劇の舞台となった。

その最初は、義経と共に戦った頼朝の弟の範頼である。

彼は義経追討を渋ったことから疑われ、この修禅寺に幽閉される。

そして間もなく、梶原景時の手勢に攻められて自刃している。

その次が、鎌倉幕府第二代将軍頼家である。

彼は頼朝の長男だが、才がありすぎた。

北条氏の意のままになることを嫌い、

やはりこの修禅寺に幽閉されて殺される。

その後、この寺は寂れ果てていた。

そしてこの寺を曹洞宗の寺として再興したのが、北条早雲である。

早雲は、伊豆公方を滅ぼすに際、この修禅寺を使ったのだ。

この古びた温泉場が、この国の歴史の中心と係わったのは偶然なのかどうか。

岡本綺堂はその悲劇を題材に、新歌舞伎「修禅寺物語」を書いた。

1911年、二世市川左団次の初演である。

続きを読む "修禅寺"

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2009年7月 2日 (木)

静岡空港

一般的に、空港は巨大なものというイメージがある。Cimg8238

だけど静岡空港は、拍子抜けするほどコンパクトで機能的な空港だ。

旅客ターミナルだって、鉄筋3F建で11,000㎡しかない。

この程度の空港を作るのに、22年も要したのだ。

その時間の空費の方が莫大だと思う。Cimg8062

静岡県は人口380万人で、財政力だってタイ一国ほどの規模を持っている。

難航した一番の原因は、県民に僻地感覚が無いからだろう。

江戸の昔から、静岡の地は常に東西の回廊であり続けた。

黙っていても、東名も新幹線も最初にここを通ったのだ。Cimg8063

そしてそのおこぼれは、常に莫大なものがあった。

この交通利便の故に、企業も人もここに集まったのだ。

だが今や、リニアものぞみも静岡には縁がない。

港湾だって、やがて日本海側が中心になりそうだ。Cimg8059

それに世の中はグローバルに広がり続けている。

かつての江戸時代の宿場のように、

アッという間に世界の僻地になりかねない時代だ。

ともあれ沖縄便に乗ってみた。Cimg8061

自宅から空港まで約一時間、車を乗り捨てて直ぐに搭乗。

二時間のフライトであった。

自宅を出て4時間後には、那覇の町を車で走っていた。

お陰で、少しばかりの親孝行も出来た。

そしてこの8月27日から、2,500mの滑走路で完全開港する。

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2009年7月 1日 (水)

議員達よ

民主主義は、良く出来た制度だ。Cimg8257

人類が産み出した英知の結晶でもある。

だが、その象徴でもある代議員に問題がある。

彼らに問いたい。Cimg8256

あなた達は、何のための議員なのかと。

理念も公約もみんな建前なの?

票集めるためには、どんな厚顔無恥な事だってできてしまう。Cimg8250

その為の甘言だって、当選するまでのことだ。

本当の理念や気骨の有る人は、彼らの欺瞞の前で失望するだけだ。

選挙民は、彼らの甘い言葉に惑わされ、Cimg8248

たわいなく全権委任してしまう。

彼らにとって議員とは、そも職業なのだ。

その職業を得る為にはなんでもする。Cimg8154

だがこの国の事なんざ、然したる事ではないのだ。

議員の質なのか、それとも選挙民が馬鹿なのか。

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人生劇場

「人生は一場の芝居だ」と言ったのは、司馬さんだったか。Cimg8397

そんな名の演歌もあったっけ。

芝居には芝居だけど、その舞台は自分でコツコツと創るしかない。

実は私達は、その舞台を造るために生きているようなものだ。

名演技を見せたくったって、舞台が無くっちゃ演じようがない。Cimg8391

それが場末のにわか造りの小屋だったら、

芝居の内容だって、それなりのものになっちまう。

だから、如何なる舞台を創り上げて、

そこでどんな芝居を演じるのかが肝心なのだ。Cimg8382

それに、演じるのは自分自身でしかない。

私達の舞台は、家庭であったり、仕事であったりする。

それぞれ様々な場面に遭遇する。

はたしてそこで、大向うをうならせる大見得を切りえたのかどうか?Cimg8332

イョ~ォと言う見得など、そんなに有るもんじゃない。

実は今夜、性懲りもなく小さな舞台を創りつつある。

田子の浦港から富士山頂に向かって、歩みを進めている。

これから、真っ暗な樹海を抜けて走り続ける。

はて、明日の明け方にはどんな舞台が広がっているだろうか。

ともかく、あかつきの舞台は私の人生劇場の一部にもなるのだ。

今回は、山頂で大見得を切ってやろう。

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逓信

郵政をめぐって、まったく不毛な争いが続いている。Cimg8274

だが今夜は、郵便制度の基礎を作った前島密について書きたい。

実は前島密は、私の住むこの街に若干の縁がある。

明治2年からの半年間、彼は旧中泉の最後の奉行だったのだ。Cimg8264

彼は、天保六年に越後で生まれている。

才があって、13歳の時に江戸に出て蘭学や軍学を学ぶ。

22歳の時には、幕府の軍艦操練所に入っている。Cimg8263

その後、蝦夷地の測量に従事したりするが、

やがて婿入りして幕臣になる。

しかし明治維新で幕府が瓦解し、慶喜公と共に駿府に移り住む。Cimg8265

そこで中泉の奉行になったという次第である。

明治政府の形が整うと共に、彼は太政官政府に迎えられ、

明治3年には英国の派遣されて郵便制度を視察している。Cimg8262

大久保利通は彼の能力を高く評価し、

彼も文明開化の一翼を担って多面的な活躍をしている。

その代表的なものが逓信事業だった。

明治10年の西南の役でも、電信の整備が政府軍の勝利を決定付けた

東京の大手町に、逓信博物館がある。

逓信とは、今日の郵便・電信電話・放送の全てを包含している。

パソコンネットや携帯電話だって、その範疇だから一大産業だ。

140年前の電信が、今日の私達の生活を創っている。

郵政民営化の見直しなどと、郵政を政争の具にするのはおよそ愚かだ。

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