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2009年7月 3日 (金)

修禅寺

伊豆半島には、いたるところに温泉がある。Cimg8273

その中で開湯1200年と、最も古い温泉が修善寺だ。

そしてその名の由来である「修禅寺」は、その温泉街の中ほどにある。

807年に弘法大師が真言宗の寺として開山したと伝わる。

鎌倉期には臨済宗の寺だったが、何故かこの寺は悲劇の舞台となった。

その最初は、義経と共に戦った頼朝の弟の範頼である。

彼は義経追討を渋ったことから疑われ、この修禅寺に幽閉される。

そして間もなく、梶原景時の手勢に攻められて自刃している。

その次が、鎌倉幕府第二代将軍頼家である。

彼は頼朝の長男だが、才がありすぎた。

北条氏の意のままになることを嫌い、

やはりこの修禅寺に幽閉されて殺される。

その後、この寺は寂れ果てていた。

そしてこの寺を曹洞宗の寺として再興したのが、北条早雲である。

早雲は、伊豆公方を滅ぼすに際、この修禅寺を使ったのだ。

この古びた温泉場が、この国の歴史の中心と係わったのは偶然なのかどうか。

岡本綺堂はその悲劇を題材に、新歌舞伎「修禅寺物語」を書いた。

1911年、二世市川左団次の初演である。

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