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2009年7月 1日 (水)

逓信

郵政をめぐって、まったく不毛な争いが続いている。Cimg8274

だが今夜は、郵便制度の基礎を作った前島密について書きたい。

実は前島密は、私の住むこの街に若干の縁がある。

明治2年からの半年間、彼は旧中泉の最後の奉行だったのだ。Cimg8264

彼は、天保六年に越後で生まれている。

才があって、13歳の時に江戸に出て蘭学や軍学を学ぶ。

22歳の時には、幕府の軍艦操練所に入っている。Cimg8263

その後、蝦夷地の測量に従事したりするが、

やがて婿入りして幕臣になる。

しかし明治維新で幕府が瓦解し、慶喜公と共に駿府に移り住む。Cimg8265

そこで中泉の奉行になったという次第である。

明治政府の形が整うと共に、彼は太政官政府に迎えられ、

明治3年には英国の派遣されて郵便制度を視察している。Cimg8262

大久保利通は彼の能力を高く評価し、

彼も文明開化の一翼を担って多面的な活躍をしている。

その代表的なものが逓信事業だった。

明治10年の西南の役でも、電信の整備が政府軍の勝利を決定付けた

東京の大手町に、逓信博物館がある。

逓信とは、今日の郵便・電信電話・放送の全てを包含している。

パソコンネットや携帯電話だって、その範疇だから一大産業だ。

140年前の電信が、今日の私達の生活を創っている。

郵政民営化の見直しなどと、郵政を政争の具にするのはおよそ愚かだ。

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