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2009年8月 2日 (日)

危機との遭遇

やはり富士山は、只の山ではなかった。Cimg8408

富士山頂往復マラニックは、昨日の18時、田子の浦港をスタート。

富士山頂に向けて、多くの仲間と共に順調なすべり出しであった。

珍しく雨も無くて、月の明かりが暗い走路を照らしたりしていた。Cimg8410

ヘッドランプの光は、路肩の白線をひたすら辿っていく。

標高2000mには、零時50分頃だったろうか。

そこには、今回はエイドに回ったA譲さんが待っていた。Cimg8413

お粥やら熱い麦茶、ビールに梅干と至れり尽くせりだ。

空には星が輝いている。

フッと見上げると、闇の中に登山者の光が陸続と続いている。Cimg8415

天気は良いぞ!

そんな声に励まされたのだが、

山頂付近に傘雲が白く光っているのが気になる。Cimg8417

例年になく温かで、南風の吹き込みを思った。

五合目には、3:35に到着した。

登山に切り替えて1時間、宝永山越しにご来光が光り始めた。Cimg8419

だが、頭のライトを消して30分もすると、一面にガスが立ち込めてきた。

やがてパラパラと、雨粒が横から吹きつけ始める。

「なぁ~に、通り雨さ」と高をくくって登り続けた。Cimg8420

しかし、雨脚は強くなるばかりだ。

それに冷たい。雨風が体を刺すようである。

手は痺れ、合羽を突き通してその冷雨が肌を流れる。Cimg8422

登山者が次々と震えながら下山を始めている。

7.5合目、遂に私も「北海道の中高年登山者遭難」を想起し始めた。

6:00、やっと5合目に降りて、体を温めた。Cimg8421

と言っても、ランニングの最小限の装備で、着替えも無い。

ぬれた着物を搾って、着なおしただけだ。

体の震えは、依然として続いている。Cimg8423

外の雨は強まる一方である。

遂に、パスでの下山を決意した。

下界を遥かに見下ろしながら見得を切るのは、来年まわしになった。Cimg8424

人生には、色んなことがあって当然なのだ。

改めて、貴重なその1ページになった。

A嬢は、その雨の中、依然として私設エイドを山中に開設していた。

ともかく、呼びかけ人の萩田さんやA嬢に深く感謝である。

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