« 年の瀬 | トップページ | 便利さの影 »

2009年12月28日 (月)

嫉妬の功罪

嫉妬の力は、破壊的にも発展的にも働く。Cimg9340

米国で数多くの産業を興したカーネギーの墓には、

「己の周りに、己より優れし人物を集めたる者、ここに眠る」と刻まれている。

つまり、カーネギーは自分の嫉妬心をコントロールできたが故に、Cimg9334

鉄鋼業や金融業など幅広く活動できたと自負しているのだ。

嫉妬心は、私達の最大の感情かもしれない。

子供の頃の親の愛情の奪い合いに始まって、

学校での競い合いも嫉妬心の故だろう。Cimg9181

嫁姑の諍いは、嫉妬の性ゆえのものだ。

企業社会には、出世競争が待っている。

敗者になりたくないから、俄然競争相手を過剰に意識するようになる。

相手が一年先に係長になっただけで、Cimg9364

「何故あいつが?」と妬む。

これが戦国時代の武将なら、

自分の器量に勝るヤツは抹殺してしまった。Cimg9370

誰もが持っているこの嫉妬心をコントロールできるか否か。

それが企業組織における重大事なのだ。

上手くやれば競争心を高めて、業績も大きく伸びるだろう。

だがこいつをしくじると、組織は内部崩壊を起こす。Cimg9369

私達一人ひとりも、この制御は容易ではない。

自分というものの確立が無くては、嫉妬の虜になってしまう。

嫉妬心を自立心に転換するのが肝要だ。

とは言え、小心者の私なぞ中々・・・・。

|

« 年の瀬 | トップページ | 便利さの影 »

心と体」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 嫉妬の功罪:

« 年の瀬 | トップページ | 便利さの影 »