実年人生
団塊の世代が、次々と定年退職している。
それがこの不景気と重なって、次の仕事もままならない。
当分様子を見るかと言う雰囲気だ。
かと言って、自由な時間を謳歌するほど安気でもない。
退屈ほど、苦痛なものは無いのだから。
そもそも事業所への勤務は、生活の手段であるべきだった。
だが団塊の世代の多くは、そこに実も心も入れ込んできた。
さて、新しい人生をと言う段になって、その準備が出来ていない。
仕方ないから、あたら油の乗った実年者が余生なんてことを考えてしまう。
余生ではなくて、これからが実年なのだ。
仕事は、楽しく出来るならボランティアだって良い。
あちらこちらにコミュニティーを創る。
少しは、世の為人のために体を動かす。
未知の所や歴史の地にも足を向ける。
これまで出来なかったあれもこれも、もう一度掘り下げてみる。
そう人間は、灰になる直前まで目的に向かって走るべきなのだ。
人生は、まだまだ永いぞ。
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