農を起こす
かつて「農学栄えて農業滅ぶ」と揶揄された。
産業が滅びて学問だけ残っても、
それは砂上の楼閣でしかないことは明白だ。
もちろん、農業と言う産業の盛衰には様々な要因がある。
だからその攻めを、ひとり農学に負わせるのは酷なことだ。
ただしかし、農業経営とその経営者を育てる始点が十分だったかどうか?
そのことは十分反省する余地が有ると思う。
そんな大学のあり方に一石を投じる試みに、一昨年来関っている。
静岡大学の農業ビジネス企業人育成講座だ。
昨日、その第一期生の卒業発表が行われた。
このプロジェクトの一年半の試みには、
農学・工学・理学など大学の知力のみならず、
幾つかの企業の積極的な協力もあった。
目的は、農業をイケてる産業にする、その為の人材を育てることだ。
19名の受講生の皆さんの発表からは、
講座を通じた様々な刺激と新たな跳躍台を得たのが感じられた。
もとより目的を持って講座に臨んだ方々だから、当然かもしれない。
だが彼らの何人かは、既に新しい事業法人を設立し、
次の時代の農業のビジネスモデルを模索しつつある。
そうして彼らは、大学を身近なものにしただけでなく、
その知的資源を活用することも学んだのだ。
同様に大学も、彼らから研究ニーズを含めて多くを学びつつある。
この夜の懇親会の席でも、話題は自然と今後の事業展開へと向かっていく。
今回の講座の波紋は、恐らくこれからの何事かへとつながって行くはずだ。
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コメント
こんにちわ。
人材育成講座では大変お世話になりました。
おそらく来年も少なからず関わらせていただけそうですので今後ともよろしくご教授いただきますようお願い申し上げます。
ご挨拶まで。
投稿: Nishioka | 2010年1月30日 (土) 12時00分