カンアオイ
「この紋所が目に入らぬか ! 」
あの三つ葉葵のモデルが、このカンアオイの葉である。
カンアオイにも色々と種類が有るが、
小笠山に自生しているのはスズカカンアオイらしい。
絶滅危惧種に指定されている。
このカンアオイは、不思議なことに土中に花を咲かせる。
虫の来ない土中に咲かせてどうするのかと思うのだが・・・。
秘すれば華なのか?
ともあれカンアオイには、あのギフチョウが産卵する。
幼虫は、カンアオイの葉を食べて育つのである。
そして、春の女神と呼ばれる美しいチョウになる。
カンアオイは、小笠山のような雑木の林床に生えている。
見過ごせばそれだけのことだが、
地中の花などを知ってしまうと、愛おしく思われてくる。
それにしても、徳川家は葵の紋章に何を託したのか?
ギフチョウは、残念ながらこの小笠山には棲息していない。
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