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2010年2月 4日 (木)

炒り豆

昨夜は節分、豆撒きはしましたか?

この小さな非日常に、我が家の孫達も大はしゃぎでした。

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でも、鬼を払うのに何故炒り豆なのか、不思議ではありませんか?

伊豆の民話に、こんな話が残っています。

「その年は干ばつが続いて、田の早苗も枯れかかっていました。

人々は懸命に雨乞いするのですが、雨は気配さえありません。

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そんなある夜、一軒の農家に天城山の鬼がやって来て、

『娘をくれるなら、俺が雨を降らせてやろう』と言います。

それで、泣く泣く娘を鬼に差し出すことになります。

その娘との別れの晩、母親は娘に菜種を一袋渡します。

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そして『この種をこぼしながら、お行き』と言うのです。

鬼と共に娘が去って間もなく、村に雨が降りました。

飢饉の恐怖が去って暫くすると、

天城山からこの里まで、一筋の金色の帯が続いているのです。

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そう、娘の落としていった菜の花が咲き出したのです。

娘は、その金色の道を辿って里に辿り着くことができました。

鬼は怒って『娘を返せ』と押しかけてきます。

その時母親は一握りの大豆を鬼に渡して、

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『この種で一袋の豆が稔ったら、娘を返そう』と言うのです。

止む無く鬼は、この豆を持ち帰って播くのです。

ところがこの豆は炒り豆で、芽など出る訳がありません。

待ちくたびれた鬼は、とうとう娘を諦めましたとさ。」

そんな話です。

だから節分の豆は、よく炒ってから「鬼は外」なんだそうですよ。

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