輪島の定番
漆器に朝市が輪島の象徴になっている。
観光客も、たいていはこの二つを目的にここを訪れる。
勿論私達も、お決まりのコースを辿った。
朝市は、まるで縁日のような人出だ。
観光バスが、みんなこの輪島の朝市を目指してやってくる。
そうして、奥能登には向かわずにここで帰ってしまう。
能越自動車道や能登空港が出来ているのに、不思議なほどである。
ところで朝市である。
本来朝市とは、物々交換の必要から生まれたものだ。
それが今では、専ら観光客相手の舞台設定になっている。
商売と言うのは、もとより対面販売が基本だ。
売る方も買う方も、それ自体が面白い。
だがしかし、売らんかなとただの見物者では、
一所懸命な分、幾分のむなしさが伴う。
観光とは、そんなものなのだろうか。
深入りすれば人情の世界で、不要でも買う他あるまい。
只の傍観者なら、面白くもなんとも無いのだ。
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コメント
奥能登めぐりの話し待ってます。 先だっての能登地震の状況 特に穴水地域のお年寄りの話し聞けたらいいな
投稿: かじやけん | 2010年3月17日 (水) 20時49分