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2010年5月29日 (土)

鴨南蛮

藪の筍が、美味な季節を迎えている。

筍といえば、京都産の趣は格別だろう。

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京都には竹林が多くて、その竹林が観光に活かされていたりする。

実は京都のあの竹林は、その多くが畑なのだ。

堆肥をやって耕したりして、筍を栽培している。

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京の筍は、やはり嵯峨野あたりが良いだろう。

さぞ大昔からの竹林かと思ったら、意外と新しい。

あの孟宗竹というのは、江戸時代の中頃に中国から入ってきた。

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それを京都の嵯峨野で栽培し始めたらしいのだ。

日本古来の竹は「真竹」だから、

孟宗竹が入ってくる以前の筍は、我が家の裏藪のものと同じだ。

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さように農産物の産地と言うのは、それぞれに由緒がある。

例えば、食堂で「鴨南蛮」を注文したとする。

出された丼を見て「鴨はあるが、南蛮って何に・・」と思ったことがないだろうか。

南蛮とは、スペインとかポルトガルのことだ。

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それがウドンの場合、大阪の難波のことになる。

かつて、難波はネギの一大産地だった。

その難波が南蛮となまって、ネギの隠語になったのだそうだ。

そう言われれば、確かにウドンにネギが乗っていた。

同様に、京都の賀茂川近辺はナスの産地だった。

それで今日でも賀茂ナスは珍重される。

大阪の守口大根、新撰組の駐屯した壬生は壬生菜、

聖護院大根と言った具合だ。

今朝、裏の竹薮を眺めて、鴨南蛮に思いが至ったという次第だ。

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