心の中
人は多かれ少なかれ、心中に鬱屈を抱えて生きている。
自由に羽ばたきたい自分がいるんだけど、
世の常識やら様々な制約やらで思うに任せない。
誰だって、そんな気分が何所かにあるはずだ。
この点欧米人は、かなり自由に生きているように見える。
自分は自分、人は人だと割り切ることが出来るようなのだ。
つまり、個が中心にあって、そいつがかなり強固にできている。
ところが私達日本人は、人の顔色の方が気になる。
人からどう見られるかが行動の規範だったりする。
気の弱い私なぞは、間接的な悪口が聞こえただけで、
かなり深く落ち込んでしまったりもする。
それでまた「そのあほらしさ」を悔やんだりもする。
人は傍目には、平凡で平穏な日々を送っているように見えたって、
その内側では結構激しいドラマを演じていたりする。
この心の中は、夫婦だろうが親子だろうが分からない。
それは、人が常に演技しつつ生きているからだ。
自由に生きるのは、それは難しいことなのだ。
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