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2010年8月31日 (火)

ロシア再訪

この月末から、昨年に続いてロシアを訪れている。

今年は、モンゴル北方のバイカル湖畔のイルクーツク他である。

東シベリアに位置する巨大過去の湖は、

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640kmに渡って細長く続き、この横幅も対岸まで80kmもある。

それに地殻の境目に位置しているため水深が1600mと世界一深い。

バイカル湖の南側にはブリヤート共和国がある。

ロシアの自治区になっているが、住民はモンゴル系民族だ。

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共和国の中心ウランウデの真南にウランバートルが位置している。

チベット仏教を信仰し、当然ながらモンゴルや中国への親近感が強い。

私達はここでも、日本茶を楽しむ会を催すことになっている。

ともあれ観光客などめったに訪れないこのシベリアの一角を、

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とくとこの目で見、大黒屋高太夫や高田屋嘉兵衛の痕跡探してみよう。

それにイルクーツクの街には、

抑留日本人の建設した建物も残っている。

抑留者たちはシベリア鉄道で移動させられる途中、

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このバイカル湖を日本海と錯覚して歓喜し、

やがて落胆の底に沈んだと言う。

そのバイカル湖の現実と神秘を肌で味わってこようと思っている。

と言う訳で、月替わりで明日から3日までブログの入力が出来ない。

残念だけどお休みして、4日からロシア情報をたっぷり書くことにする。

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2010年8月30日 (月)

地球の変調?

寒冷な筈のロシアにも熱波が襲って、

泥炭地帯の火災とモスクワの煙害、ウクライナの小麦も大被害らしい。

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小麦輸出のストップでシカゴの穀物価格が高騰している。

この日本も暑い日が続いている。

おかげで北海道沖の水温が高く、秋刀魚がさつぱり獲れない。

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はるか遠海の水温13度位の所にはいるらしいが、

おかげで一匹500円はすると言う。

実は私自身、今年の異常気象に甚大な被害を受けている。

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育てているブドウが熟れないのだ。

短かった梅雨で雨による裂果が少なくて、収穫に大いに期待が膨らんだ。

ところが一気に夏になって、昼夜の温度差が無くなった。

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それで黒くなるはずのピオーネも、未だに緑を残している。

緑色の甲斐美麗なども、例年のような味にならない。

どうも今年は、熟れないままのブドウを大量廃棄となりそうだ。

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これも地球変調の為なのかどうか?

ともあれ、ロシアは依然として暑いだろうと思っていた。

ところが先日、領事館からメールがあって、

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イルクーツクの最低気温は5~10度、日中でも25度までだと言う。

それでセーターを持参せよとのアドバイスである。

やはり、寒い所はそれなりに寒いのだ。   

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2010年8月29日 (日)

面白がること

人生を楽しめなくなったら、そりゃ止めた方が良かろう。

艱難辛苦も含めて、面白がる精神こそ若さだと思うのだ。Cimg1206

孫達の夏休みは、走り回ったり喧嘩したり、

水遊びや泥まんこ、ゾウリムシや蝉の死骸にも驚く。

どんな些細なことでも泣き笑いしながら時間を満喫していく。Cimg1233

何を経験しても新鮮で、どんなやり取りにだって心を震わせる。

まさに子供達は、面白がることの天才だろう。

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彼らは何にでも興味を持てるし、楽しむことが出来るのだ。

しこうして我々は、爾来幾星霜を経てきている。

おしなべて、物事に驚くことが稀有になっている。

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日常に埋没してしまって、無関心に安住するきらいがある。

面白がる精神を減衰させっちまうのだ。

それじゃ、人生はドンドンつまらなくなる。

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やはり同じことをやるにしても、殊更なチャメッケが必要だ。

それが「面白がる」ってこと。

それには、日常の中に非日常を醸し出すことだ。

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例えば、歩く道や順番を変えてみる。

熟年になったら、そういう非日常を買ってでも大切にしたい。

面白がることは、精神の活動をより横溢させてくれる。

けだし、この道の達人でありたいと思っている。

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2010年8月28日 (土)

汗とカネ

不思議な時代である。

かつて「額に汗して働く」のが当たり前だった。

農業だって左官や鍛冶屋だって、カネのために汗を流した。

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食べ物だって粗末だったけど、それでも空腹には美味しかった。

今日では、冷房があるし力仕事自体も希少になった。

農業でさえあらかたの作業は機械任せなのだ。

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お陰でメタボや糖尿病が蔓延している。

掻くことのなくなった汗は、

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その分地球の蓄えたエネルギーを費消している。

石油や原子力、風力や太陽光に依存しているのだ。

そして私達は、健康の為にせっせと汗を掻こうとしている。

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ウオーキングにランニング、水泳に自転車。

極めつけはジムで、走ることのない自転車を漕いでいる。

かくしてカネを稼ぐためだった額の汗は、

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むしろそれを掻くためにカネを使うようになった次第である。

これはひとえに科学の進歩のお陰ではあるが、

幸せ限りないのだが何所か変だ。

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この幸せの永続には、不滅のエネルギーと資源が必要だ。

資源は何時の日にか枯渇するのだが、これって杞憂かな?

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2010年8月27日 (金)

雑菌

学生の頃、アスパラカスとか洋ランの組織培養をやったことがある。

寒天にココナツミルクなどの栄養分を入れて培地を作る。

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その培地で、植物の成長点を切り出して育てるのだ。

ところがチョット油断すると、この培地が青や黒のカビで一杯になる。

無菌室で容器の入り口をバーナーで熱しながら作業するのだが、

どうも私には、これが上手く行かなかった。

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私自身が雑菌だらけだったのだろうから無理も無いが、

床も空気中も目に見えない様々な菌で溢れているのだ。

この点、今日の子供達は純粋培養されている。

泥悪戯でもしようものならママがヒステリーになっちゃうし、

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食べる物も着る物も衛生管理が行き届いている。

先日も、スーパーで「砂遊び用の砂」が売られていた。

400度加熱殺菌済みで、10kgの袋が千円だった。

私なぞは雑菌と共に育ったのだが、

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そもそも子供を無菌室で育てるのは無理なのだ。

ならば抵抗力を育てることの方が賢明ではないのか。

どうもあちこちに、この砂と似たような現象がある。

無駄なことは止めて、雑菌にもびくともしない腕白小僧を育てようよ。

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2010年8月26日 (木)

米の話

我が家は水田地帯の只中にある。

今ではかなり宅地化が進んだけれど、湿田地帯に変わりない。

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子供の頃の我が家の収入は、米だけだったと言える。

一家の所得は、一年に一度の米の出来具合と

水田の広さで決まってしまう。

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だから米への思い入れは殊更強く、

この点で、江戸期の農民の気持ちと言うものが良く分かる気がする。

牛に鋤を牽かせて田を耕す他は、多くが手作業の連続だった。

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当然、学校から帰ると稲寄せやら脱穀、苗代作業などが待っていた。

昭和40年代以降は、そうした作業は一挙に機械化されていく。

それと機を一にして、

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国民の食生活が輸入小麦のパンや肉を食べるようになった。

米の消費が減って、昭和45年から生産調整なるものが始まる。

江戸時代には一人一石(150kg)と言われたのに、

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今日ではたかだか一人58kgしか食べていない。

一俵でも多くの収穫を目指していた米農家は、茫然自失であったろう。

この時点で、米を基礎にした瑞穂の国は瓦解したのだろう。

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今年の夏は特別に暑くて、米は大豊作だろう。

それを見越して新米の価格が昨年より一割も安くなっている。

一方、小麦はロシアの熱波で価格が高騰(480㌦→700㌦)している。

この国の人々は、食に関してまことに定見がない。

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将来とも小麦やトウモロコシを輸入できる保証など

まったく無いのに!

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2010年8月25日 (水)

人生を創る

時はぐんぐん流れ去ってしまう。

無為に過ごせば、只それだけの人生である。

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しかし、何がしかの意志を持ってその刹那を捕まえていけば、

その時間は自分のものになる。

何がしかの意志とは、それは創ることだと思う。

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植物や愛情を育んでもよかろう。

動物を慈しみ仲間の和を広げるのも素晴らしい。

興味の持てることを深く掘り下げるのもよし。

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自分のスポーツや芸術の世界を開拓できれば何よりだ。

それにもっとあらま欲しきことは、この社会に何かを創り上げることだ。

それはそれ、そんな命の発露だろう。

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聖路加病院の日野原重明さんは、そいつを身をもって実現している。

「幾つになっても、創ることを忘れない」のが信条だとか。

それで彼は100歳近くなってなおかつ、

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自作ミュージカルの海外公演すら実現してしまった。

日野原さんには、もう結構と言う言葉は存在しないのだ。

そう、創造していくことは人生を創ることなのだ。

こいつは、意志力であって年齢は関係ない。

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2010年8月24日 (火)

○×願望

中学生の頃、外交官になろうと考えたことがある。

多分、当時読んだ歴史小説の影響だったんだろうと思う。

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それで外務省に、どうしたら外交官になれるのか照会の手紙を送った。

返事があって、「しっかり勉強しなさい」と書いてあったような気がする。

高校に入った頃、何故か小説家になれないものかと思った。

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それで早速、小説を書き始めた。

一週間ほどで、大学ノートに20ページ程も書いたろうか?

その後が続かなくて、嫌気がさして止めてしまった。

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大学では、自分が何をすべきかさっぱり分からなくなった。

世は高度成長の入り口で、労働力はどこでも必要としていた。

それで結局、そんな流れに身を任せてしまった。

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凡人の人生は大抵そんなもので、

大成する人間は抱いた願望をとことん追及するものだ。

ともあれ、最初の夢想から既に半世紀になる。

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一時代終えたというべきで、これからの願望はもっと遥かに自由だ。

図書館の本を全て読破してもよし、世界一周しようが、

はたまた社会奉仕に汗を流そうが勝手気ままだろう。

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むしろ選択肢が多過ぎるのに閉口するのだが、

こんどこそ初志貫徹と行きたいものである。

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2010年8月23日 (月)

空蝉と春秋

秋の月が天空に輝いている。

そう立秋はとっくに過ぎたのに、暑さはまだまだ続くようだ。

それでも蝉の鳴き声がツクツク法師に入れ変わって、

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幾分の哀愁を漂わせている。

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夕暮れ時、ふと地面を見渡すと、

命絶えた蝉の死骸がそこここに目立つ。

そこには、昨日までの賑やかさを疑うほどの静けさがある。

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夕焼け空は、やがて夜の闇に溶け込もうとしている。

思えば私も、ずう~っと走り続けてきたのだ。

ハラハラドキドキも修羅場だって幾たびもあった。

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寝るのを惜しんで資料作りに明け暮れた夏もあった。

冷や汗も歓喜も激論も、すべからく私の人生の一齣だった。

時折、後輩の皆さんの奮闘ぶりを聞かされる。

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しかしそれは、既に私の重大事ではなくなっている。

この微妙な寂しさは如何ともし難い。

春秋に富む人々にとっての夏はこれからなのだ。

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おおいに鳴いて貰わねばなるまい。

問題は空蝉の我が身である。

空蝉がただの空蝉のまま朽ち行くのかどうか?

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空蝉を眺める度に、そんなあれこれを自問している。

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2010年8月22日 (日)

富士山こどもの国

溶岩で作られた「ろっくん」が出迎えてくれる。

富士山の裾野、標高900mの所にその子供の国はある。

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園内で開催されたクロスカントリーに参加したのだ。

クロカンは、草原の丘と広場の2kmコースを5週する。

暑い真っ盛りだけど、高原の風は幾分涼やかである。

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とは言え、汗をたっぷりと掻いた。

舗装道路を走るのと違って、土の上はやはり気持ちが良い。

ふわふわと絨毯の上を走っているかのようだ。

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富士山は、雲の上からの応援だったが、

子供達も走るやら応援やらで駆け回っていた。

ところでこの公園建設には、企画の段階から少しばかり関った。

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県の公園面積が絶対的に少ないと言うことから、

幾つかの公園を県下に配置しようと言うことになった。

その一つがこのこどもの国だった。

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富士山の麓には、子供の創造性を育てる自然のままの公園が良い。

テーマパークのような建造物は必要最小限にする。

その代わり、ソフト(遊びの手ほどき)を手厚くしよう・・・。

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当時、そんな議論が交わされた。

今、それが実現されたのかどうか。

入場料を取って運営する公共公園の限界もあるが、

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ディズニーを至上とする今日の親達に、

果たしてその心が伝わっているのかどうか。

そんな事を思いながらの10kmであった。

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やはり芝生の上を走るのは快適だ。

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2010年8月21日 (土)

感動を求めて

毎日、感動してますか? 

24時間、何一つ心動かなかったなんてこと無いでしょうね。

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子供の頃は、毎日が感動の連続だった。

見るもの聞くもの触るもの、すべからく新しい体験だったからね。

初めてのレストラン、沼に引き込まれそうになった川遊び、

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入学式の講堂、受験の時の緊張、雪の日の成人式、

大学封鎖とゲバ、初めての海外旅行、

友達との取っ組み合いの喧嘩、大阪万博etc。

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みい~んな鮮烈な印象と感動の山だ。

ところが歳とともに、その山はそんなに高くならない。

残念ながら、漢道の対象が減って達観が多くなるからだ。

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でも、感動の質が違うと言うか、心の襞で感じるようになる。

それは夕日の美しさだったり、ハッとするような美人との遭遇、

子供達の元気なオハヨッの声、庭の栗の実やオクラの花だったりする。

要するに、変哲も無い日常に心を振るわすのだ。

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時に、それだけでは物足りなくなる。

それで、新たな体験を求めてチャレンジする。

それが過酷なレースだったり、歴史を掘下げる旅や

○×研究会だったりするのだ。

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いずれにしても、新しい発見や出会いは求めなくては得られない。

それに些細なことに感動する若々しい感性も必要だな。

各々方、この世の森羅万象に多情多恨で生きましょう。

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2010年8月20日 (金)

新車

行方知れず長寿者の顛末は然ることながら、

日本人男性の平均寿命は80歳だそうだ。

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すると私は、人並みなら16万時間は生きることになる。

まあせいぜい、あちこち動き回るのは10万時間くらいだろうか。

そう思ったとき、突然「車を新調しよう」と考えた。

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これから10年の行動を共にする車。

その最後の10年に耐えられる車が欲しい。

当然燃費が良くて、それに気分良く乗れなくっちゃ駄目だ。

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今ならエコカー減税だってある。

それで清水の舞台から飛び降りることにした。

先日納車された車に乗って、コレまでの場合とどこか様子が違う。

どこが違うのかと暫く考えた。

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そしてそれは「私の人生において、コレが最後」

と考えたことだと気付いた。

最終ゴールをイメージするなんてことは、かつて無かったはずだ。

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精神年齢36歳を自認する私が、その宗旨を変えたことになる。

それで、改めて考え直すことにした。

最後じゃなくて、次は最高性能の電気自動車に乗ってやるさ!

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2010年8月19日 (木)

生きた息づかい

「気が抜けない」と、そう思った。

先日ある方から「最近、時々力の抜けてる日があるね」と言われた。

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他ならぬこのブログの話である。

確かに、書きながら私自身でそう思うことがある。

文章は、正直にその時の気分や生活態度を露出させてしまう。

疲労や困惑の最中に意気健康な文章を求めても、

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そりゃ無理ってもんだ。

それにテーマだ。

これが曖昧だと、収拾のつかない理屈で終わってしまう。

もう一つは、感性の発露だろうか。

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式典などでの挨拶でも、書いたものを読むのでは

ちっとも耳に響かない。

それが自分の言葉で喋ってくれると、ストンと納得してしまう。

あれと同じで、理力(フォース)で歯切れ良く書くべきなのだ。

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ともあれ、落ち込んだ気分など気取られないよう

生きた息づかいを心掛けたい。

人生は、その言葉と共にあるのだから。

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2010年8月18日 (水)

何事かを為す

このブログの書き込みは、今夜で1,568日になる。

よく続けてきたなと思う一方、何の為に書くのかと考えることもある。

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その「何のため」の答えは少し難しい。

直裁に言えば、走ることや作る事と同じで自分自身の納得だ。

「こうやって生きてるぞ」って確認する作業だ。

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それを一人で納得するんじゃなくて、

多くの方々に知ってもらいつつ励もうと言う魂胆だろうか。

それに書くことは、頭をチョットだけ回転させることになる。

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家では毎日、「めし」とか「風呂」くらいしか言葉を発しない訳だから、

人パソコンに向かうのは、十分刺激的な頭の体操だ。

人間は本来、何事かを為すために生きている。

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たとえ些細なことであったとしても、

それを言葉にして書く。

そいつはある意味、生きていることの証拠でもある。

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「月日は百代の過客にして、行き交う年も又旅人なり

船の上に生涯を浮かべ・・・」(奥の細道)

何時か、人生の答がチラッとでも見出せれば

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それで良いと思っている。

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2010年8月17日 (火)

人生の不思議

もう60年余り生きてきて、人生の不思議について思うのだ。

先ずは、終戦で父が復員し私が生まれたのだって偶然だろう。

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この世は空前のベビーブームで、

学校は一クラス60人もで溢れていた。

勿論、幼稚園は満員だからと入園を拒否された。

戦争が終わったはずなのに、受験戦争から企業戦士へと戦いは続く。

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そう、巨大な数の同級生は皆競争相手だった。

学生時代には、学園紛争と70年安保。

全共闘だの民青、またまたノンポリだのと・・でも結構真剣だった。

内ゲバなんてのが激しくなって、殺される学生も出たんだから。

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だが世の中は、そのあたりから急激な変化を始める。

新幹線開通に車の普及、家電製品の日進月歩、高度経済成長だ。

大阪万博に東京オリンピック、日を追う毎に列島が様変わりしていく。

やがて人々は、それぞれが企業戦士として、

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発展の担い手を自負するようになる。

そして、ジャパン・アズ・ナンバーワンなどと煽てられて有頂天になった。

その極みと共に昭和が終わった。

間もなく平成2年のバブル崩壊に至るのだ。

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以来、目標を失って彷徨の20年が続いている。

しかし、そんな時代を通って私は今ここにいる。

大病も放蕩もせずに今ここにいる。

枝道は無数にあったはずだが、迷路すらも通り抜けてきた。

そのことに、言い得ぬ不思議さを覚えている。

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2010年8月16日 (月)

医は仁術

この国の医者と言うのは、江戸末期まではおしなべて漢方医だった。

江戸末期にシーボルトが蘭学の片鱗を伝え、

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幕末に至ってオランダ人医師

ポンペ・ファン・メーデルフォールトが西洋医学を体系的に教えた。

その受け手として奔走したのが、幕府医師の松元良順だった。

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彼は、ポンペの下で長崎に医学伝習所を主宰するが、

この国で最初の医者らしい医者だったかもしれない。

とは言え、西洋医学とてまだまだ未熟で、

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外科の他は、細菌も抗生物質も発見されていなかったし、

頼るべき薬も限られたものでしかなかった。

只、病気を防ぐ衛生とか養生が強調されるようになった。

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ところで現代である。

人工呼吸器とか放射線の利用と言った理化学的な医療が全盛だ。

だが人間も生物であって、薬は依然として自然界に由来するものだ。

私達は食べ物と同様に、そうした薬用生物に助けられているのだ。

そんな流れの中で今、米が注目されている。

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米が、コレラなどの感染症とか、

アレルギー症の抗体をつくる抗生物質を生産できるらしいのだ。

つまりワクチン入りの米の生産が可能になりつつある。

もともと「仁」には、仁果などと呼んで植物の胚の意味がある。

「医は仁術」に新たな意味が加わろうとしているようだ。

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2010年8月15日 (日)

同窓会への期待

今日、第84回目になる高校の同窓会に出席した。

私の高校は創立88年になるし、

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卒業生は2万5千人余にのぼる。

で今年も、当番年次の100名余が幹事として、諸々を仕切っていた。

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多分演出は、フリープロジューサーのスズキBだろうか。

川島なおみやサッカーの西川などは映像出演、

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それで最後にはマイケル・ジャクソン(?)まで登場した。

しんみりと往時を思わせる企画もあって、

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素晴らしい会と言えるだろう。

ところで私事だが、

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同窓会の静岡支部長を引き受けることになってしまった。

支部の会には大抵出席してきた。

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だけど、帰りにはいつも空しい疲れが残った。

久しぶりにお会いする人々との歓談も確かに良い。

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だが話題は、病気だとか誰それが亡くなったとか、

趣味や年金などで終わってしまう。

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言うならば、平板な懐旧談に終始して発見が少ないのだ。

人間社会は、人と人との関係から出来ているのであり、

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物事の発展もその人間関係に由来する。

ところが、沢山のベクトルをドンブリに放り込んだようなもので、

一向に取りとめも無いのが同窓会だ。

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折角同窓の縁の人士が集まるのだから「なるほど」が欲しい。

それには、若い人は先達に学び、年配者は若きに学ぶことだ。

その経験や考え方の違いにこそ、未来に繫がる何物かがあるはずだ。

世代を超えて集う同窓会はそんな場であるべきだろう。

「へぇー、そうんなだ」の声が聞けるよう、努力してみたいと思っている。

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2010年8月14日 (土)

おらんとこ

子供の頃、隣村の子供達と石を投げ合って争った。

まるで種族の争いのようだが、村の身内意識の発露でもあった。

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江戸時代には、村境で水争いが頻発した。

利水も排水も下流と上流では利害が異なるからだ。

私の家の近くに小さな若宮がある。

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江戸期に水争いで犠牲になった若者を祭ってある。

用排水路の整備された今日では想像も出来ないことだが、

水が無ければ田は干からびてしまう。

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水は地域の死活問題だったのだ。

村の住人は、10人が10人村の中で働いていたし、

極めて限られた生活圏で生涯を終えたのだろう。

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勿論今では、村は永住の地ですらなくなった。

住民相互の交流も激減して、村のコミュニティーは崩壊した。

だから「この地区をもっと良くしよう」などと言っても、

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福祉であれ防災・防犯であれ、そんなに熱心にはなってくれない。

要するに「おらんとこ意識」が希薄化してしまったのだ。

しかして、自治体では対応困難な問題が増えていく。

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行方知れずやら独居やら、超高齢化時代はどうなるのか?

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2010年8月13日 (金)

不幸の度合い

今の日本人は、みんな不幸だと思っているんだそうだ。

だから「あの人より、ましよ!」などと慰めあっているのだと。

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それに、総理大臣自ら、「最小不幸社会」なんて言っている。

それ自体、後ろ向きとしか言いようがない。

「俺について来い」って言う旗印じゃないよね。

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現実の世の中には、幼い子供を飢え死にさせたり、

年老いた親の生死にも関心が無かったりと、

毎日不幸なニュースが溢れている。

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地域社会だって、「他人のことは知ったことか」になっている。

かつて「社会貧しくして、人情豊か」な時代があった。

車もTVもパソコンも無かったけど、

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子供達は嬉々として群れて遊んでた。

あの頃は、隣家の働き手が病気になりゃみんなで援農に駆けつけた。

何にも無かった時代の方が幸せだったかもしれない。

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それが今、一億総不幸の時代なんだって。

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2010年8月12日 (木)

都合のいい言い訳

個人情報保護法は、「牛の角を矯めて牛を殺す」類に入る。

この法律の存在が、都合の良い言い訳になっているからだ。

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先日も地区自治会で、災害時の「要援護者支援カード」づくりを提案した。

すると案の定、役員の皆さんは、保護法を盾にのらりくらり。

彼らは、自治会から応分の手当てを得ているのにだ。

要するに、自分の在任中には面倒なことは避けたいのだ。

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保護法は、必要な情報を必要な管理下で使うことを妨げちゃいない。

ところが自治会員の名簿すら整備しようとしないのだ。

いざ地震とか水害と言った時、その安全確認すら出来ないことになる。

すべからく、行政まかせにしろと言うのだ。

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昨今の長寿者不明事件だって、その無責任に原因の一端がある。

問題の全てが市役所や民生委員にある訳でもないのだ。

地域(隣近所)のコミュニティーを閉鎖していることに原因がある。

自治会長や班長なら、

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どこの家に何人住んでいるか位分からないとね。

日本人の自治意識の幼稚さを改めて実感している。

この国は、これで良いのかねェ~。

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2010年8月11日 (水)

センチメンタル・メモリー

人生にとって、思い出ほど大切なものは無いかも知れない。

だから、思い出にまつわる物をどうしても大切にする。

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それで何時の間にか、身の回りには沢山の保存品が溜まる。

思い立って、身の回りを整理しようとしている。

何年も開けたことのない引き出しもあるし、

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本棚も随分整理したつもりだが相変わらずだ。

資料もそうだ。

何時か役立つはずだった資料の山は、埃をかぶったままだ。

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問題は洋服だ。

就職した当時の洋服さえ、後生大事にぶら下がっているではないか。

写真・・・、私一人の思い出は私にしか価値が無い。

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故に、どれを捨ててどれを残すべきか。

いずれにしても、物の整理は思い出の整頓でもある。

そう!必要なのは整頓ではないか。

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思い出の多くが、実はノスタルジーなのではないか。

これは、これまで生きてきた分だけ色々とある。

残すべき思い出は、その中の限られた部分で良いのだ。

そうだ、センチメンタル・メモリーは捨て去るべきなのだ。

過去よりも明日が大切なのだから。

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2010年8月10日 (火)

蝉しぐれ

暑い日が続くからだろうか、今年は特に蝉しぐれが気になる。

入道雲が白く輝いてモクモクと盛り上がっていく。

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その下には、染み入る所がないほどの蝉騒が降っている。

とにかくも二週間の命を鳴き通すのだ。

騒音防止法なるものに適用除外があったかどうか・・・。

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などと空想するほど騒々しいこと限りない。

夕暮れと共に、その喧騒もしばしの静まりを見せる。

だが、今度は台所から喧騒が始まる。

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実は蝉は、鳴くのは全てオスでメスは鳴かないのだ。

北牧夫がその随筆に「蝉の生涯は幸せなるかな

彼らは声なき妻を 有すればなり」と書いている。

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しかして、我が家の喧騒は果てしなく続く様子だ。

両者とも鳴くのが仕事なのだから仕方なかろう!!

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2010年8月 9日 (月)

吾亦紅

人には誰も「俺だって、何時か・・!」って気持ちがある。

本当は目一杯生きているんだけど、

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自分の立ち居地が違うんじゃないかと感じたりするのだ。

ワレモコウはバラ科の多年草だが、かなり控えめな花を付ける。

暗紅色の穂状のさりげない花で、花屋で売られるほどのものではない。

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ところが、根にはタンニンやサポニンが多く含まれていて、

漢方薬の材料にもなっているのだそうだ。

それに誰が名づけたか吾亦紅、

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その名の故に思いを寄せる人も多い。

私も、なにやら同輩を見る目でこの花を見てしまう。

いやなに、人は目立たないほうが良いと思うからだ。

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コツコツと自分の出来ることをやる。

それが良いのだ。

そう言やぁ、「あとで恥じない自分を生きろ・・」って誰か歌ってた。

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「吾も亦 紅なりと ひそやかに」(虚子)

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2010年8月 8日 (日)

オクラ

10年位前から、オクラを大量に育てている。

オクラは、ハイビスカスに似た美しい花を咲かせる。

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黄色の花弁の中には紫色の胚が見える。

爽やかな花も朝開いて午前中には萎んでしまうが、目的は花ではない。

私は朝起きて一番に、このオクラを収穫する。

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この毎朝の収穫がはずみになっている。

と言うか、収穫が一日遅れると巨大化してしまう。

毎日採らざるを得ないのだが、それが良い。

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花が咲いて3~4日目には収穫できる速さも魅力だ。

律儀な五角形も私の性格にあっている。

言うことのない植物なのだが、これが嫌地性だった。

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3年も同じ畑に植えると、さっぱり成長しなくなってしまう。

だから2年毎に畑を移していく必要がある。

と言う訳で、同じ嫌地性のナス科やエンドウなどを

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パズルのように組み合わせて畑を構成するのだ。

今年も収穫の最盛期を迎えつつあって、

これもファーマーズマーケットで山の神の小遣いに化ける。

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しがないファーマーには、収穫の喜びだけが残るのだ。

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2010年8月 7日 (土)

猿も走らば

動物と言うのは、その字の通り動いてこその生き物らしい。

我が家の老犬は、朝晩の散歩が最大の楽しみのようだ。

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だが、その散歩の途中で転ぶようになった。

やがて散歩も出来なくなって、その生を終えるのだろう。

人間で言えば90歳位だから、もう如何とも為し難い。

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一方人間の運動は、高度に発達した脳が司っている。

それで脳と運動は相互に影響しあっていて、

本能と言うよりも意志力が運動をさせている。

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だから、脳の老化が運動を止め、身体を滅ぼすに至る。

健康で長命を得たかったら脳を若く保つことだ。

ところが若々しい脳のためには、運動が不可欠なのだ。

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運動で生み出されるアセチルコリンが、脳の神経細胞を活性化する。

運動することで新しい神経細胞も作られるのだ。

と言う訳で、体を動かすことがボケないコツなのだそうだ。

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最近、どうも物忘れが激しいのだが、

もっと走らないとアカンらしいな~。

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2010年8月 6日 (金)

蟻と平等

蟻の行列を観察していると、

あっちこっちと、実に良く働いているように見える。

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ところが良く見ていると、大きな獲物を運ぶ数匹の周りで、

ちょろちょろと働く振りばっかりの蟻がいる。

こいつら替り番で働くのかと思うとそうでもなさそうだ。

つまり、働かない蟻が4割位はいるらしいのだ。

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蟻に名前があれば歴然なんだろうか、

A蟻とB蟻の区別がつけられないのを幸い、どうも働いていない。

じゃあ待遇はどうなっているのかと心配になるが、

ちょこまか蟻が特に痩せている様子でもない。

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働かなくて良いなら、どの蟻も働くなるのではないか?

とどのつまり、蟻社会の困窮と崩壊に繫がるのではないか。

余計なお世話だろうが、蟻が困っていると言う話も聞かない。

平等と公平の問題は、どう解決しているのだろうか?

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考えてみれば、人間の社会もそうだ。

議員なんてのも、おしなべて何にもやっちゃいない。

警官も自衛官も、常に犯人を追っかけたり戦争してる訳でもない。

その伝で、生産に従事してるのは蟻の割合よりも少ないのだ。

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オッと、我が家の山の神もワイワイ蟻の仲間だった。  

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2010年8月 5日 (木)

世界は変わる

中国のGDPが日本を追い越したのはつい先頃のことだ。

そしてこの2~3年で、その背中も見えなくなるだろう。

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紆余曲折があったとしても、多分15年程で米国を抜いて世界一になる。

やがて、インドも日本を追い抜くだろう。

「人口が多いんだから当たり前だろう。」

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そう思っているうちに、

この日本が先進工業国でもなんでもない普通の国になっていく。

ゴールドマンサックスの試算では、

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この30年で主要国のGDPの60%は新興国のものになるという。

日本と米国は、合わせても30%未満になる。

となると、かつて米国向けにせっせと働いていたこの国の人々は、

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やがて中国やインド、インドネシアの人々のために働くことになる。

一方、この日本のGDPは30年で30%程減る。

生産年齢人口がどんどん減っていくからだ。

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日本の政府は、そんなことは論外で「政治主導」などと、

相変わらずの政権ゴッコに興じている。

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2010年8月 4日 (水)

天上天下唯我独尊

豪放磊落でスカッとする響きがします。

望むらくは、そんな心意気で生きたいものですね。

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とは言え、他人のことも考えず勝手気ままと言うのは嫌いですね。

自分ってのは、この世の中にたった一人しかいません。

それにどう考えたって、やがて独りで死んでいく孤独な生だよね。

それなら、人に迷惑かけない範囲でもっと自分を大切にすべきだ。

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そう思うと、この言葉の響きは素晴らしく含蓄がある。

だいたい日本人は、世間体を必要以上に意識してきた。

江戸期の隣組制度なんてのは、個々人を圧殺するために作られていた。

そんな江戸時代の身分制度とか儒教の影響なんだろうね。

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明治維新から140年も経たけれど、

その封建制の残骸は多少とも人々の心の中に残っている。

しかしもう、多少世間知らずと言われても、

他の誰とも同じでない唯一無二の自分を慈しむべきだ。

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只これは、オツムの足りないお兄ちゃん達のアレとは違う。

例えば、ズボンを尻までずり下げて街中をうろつく品性下劣なアレだ。

それにかつて増殖したガン黒なんかも含めて、

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あのてのものは個性でも何でもない。

唯我独尊とは縁遠い愚かさってもんだろうな。

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ともあれ、天上天下唯我独尊を考えたいな。

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2010年8月 3日 (火)

空白の処方

熟年世代のアル中が増えているらしい。

リストラでふて腐れている訳ではない。

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定年退職して、毎日やることが無い。

それで朝からのアルコール漬けが原因と言う。

折角の人生を、ただアルコールだけを友にするとは悲しい。

だけどコレが深刻な現実なのだろう。

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昨日、6月末に退職されたばかりの方にお会いした。

「元気で頑張っている」とおっしゃったのだが、

やはりこの一ヶ月は試行錯誤の連続らしい。

先ず、余分な衣服を捨てることから始めたそうだ。

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それに風呂掃除に庭の草取り。

それでも有り余る時間をパチンコに使う。

これは隔日の午後にと、自らに縛りをかけているそうだ。

そんな話を伺いながら、「俺にゃ色々あるしな・・・」と思いつつも、

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はて大丈夫かと、少しばかり心配になってきた。

それで「厨房に立つ」ことを考えた。

いずれ時期が来たら、週に2度ほどは家族の晩飯を作る。

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献立やら材料調達やらに奔走するのだ。

それから、毎日走ろう・・・・。

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2010年8月 2日 (月)

安全と防犯

昨年ロシアに行って、その治安の悪さに驚いた。

リーマンショツク後の経済の落ち込みもあって、

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高齢者の乞食、職の無い若者の群れをあちこちで見かけた。

殴打強盗などと言うのが流行っていて、

朝のランニングで歩道の血の痕などに出くわした。

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共産主義の国だったためか、市民に防犯意識なんてカケラも無い。

要するに、人が見てなけりゃ何でもやってしまうらしいのだ。

幸い我が国は、防犯の国である。

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市民の中にも、一定の防犯意識は定着している。

実は私は、防犯は警察の仕事だと思い込んでいた。

だけど考えてみれば、警察だけだったらロシアと同じになってしまう。

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やはり市民の防犯意識と相俟って、安全が醸し出されるのだ。

今朝、市の防犯パトロール推進大会なるものが催された。

青パトが50台程も集まって、一斉にパトロールに出発する。

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それを市長や警察署長が激励する。

不肖私は、大会宣言を朗読させられた。

原則はアレだね。

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自分の安全は自分で守る。

そして地域の安全は、地域のみんなで力を合わせて守ることだ。

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簡単なことだけど、これが意識の外にありがちなのだ。

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2010年8月 1日 (日)

体力の限界

富士山頂往復マラニックは、限界への挑戦だ。

暑さと高低差、それに距離だって110kmはある。

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それでも今年は快調に歩を進めた。

体調もほぼ順調だし、取り立てて問題は無い。

五合目には、午前3時12分に到着できた。

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防寒対策と幾ばくの栄養補給をして、山頂を目指す。

6合目、7合目、このへんで毎年高山病に苦しめられる。

でも、今年は意外に快調で希望が膨らんできた。

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8合目をクリアーして9合目に入る。

何故か、俄かに変調が起こった。

吐き気に頭痛、それに心臓の鼓動が変だ。

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口の中もかつて経験の無い苦さだ。

頂上は直ぐ上に見えている。

それでもと9合五尺に達するところで、猛烈な睡魔に襲われた。

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胸の辺りが気になるし、このまま進むと降りられなくなる。

そんな恐怖が襲ってきた。

かつてなら、ここまで来て頂上に達しないなんてことはなかった。

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『無理な無理』をしちゃいかん!

そう囁く声がする。

それで意を決して、下山することにした。

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下山道は渋滞につぐ渋滞で体力を余計に消耗していく。

それにしてもこんな岩ばかりの山に、かくも多くの人々が押しかけるのか。

中国人のグループが特に目立つ。

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その人達も、私達が田子の浦から走ってきたことを知ると、

いずれも口を開けたまま絶句状態になる。

五合目からでも難渋するのに、まさかと言う気分なのだ。

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そう、このマラニックは人間の限界に挑戦しているのだ。

レースを呼びかけ主催しているHさんだって、相当な覚悟で望んでいる。

その限界を試しに、今年も全国から60名余の人々が集まった。

人間の限界にも果てしが無い。

だが、今年は自分の限界を思い知らされた気分だ。

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