« 同窓会への期待 | トップページ | 人生の不思議 »

2010年8月16日 (月)

医は仁術

この国の医者と言うのは、江戸末期まではおしなべて漢方医だった。

江戸末期にシーボルトが蘭学の片鱗を伝え、

Cimg0697

幕末に至ってオランダ人医師

ポンペ・ファン・メーデルフォールトが西洋医学を体系的に教えた。

その受け手として奔走したのが、幕府医師の松元良順だった。

Cimg1063

彼は、ポンペの下で長崎に医学伝習所を主宰するが、

この国で最初の医者らしい医者だったかもしれない。

とは言え、西洋医学とてまだまだ未熟で、

Cimg1065

外科の他は、細菌も抗生物質も発見されていなかったし、

頼るべき薬も限られたものでしかなかった。

只、病気を防ぐ衛生とか養生が強調されるようになった。

Cimg1069

ところで現代である。

人工呼吸器とか放射線の利用と言った理化学的な医療が全盛だ。

だが人間も生物であって、薬は依然として自然界に由来するものだ。

私達は食べ物と同様に、そうした薬用生物に助けられているのだ。

そんな流れの中で今、米が注目されている。

Cimg1071

米が、コレラなどの感染症とか、

アレルギー症の抗体をつくる抗生物質を生産できるらしいのだ。

つまりワクチン入りの米の生産が可能になりつつある。

もともと「仁」には、仁果などと呼んで植物の胚の意味がある。

「医は仁術」に新たな意味が加わろうとしているようだ。

|

« 同窓会への期待 | トップページ | 人生の不思議 »

学問・資格」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 医は仁術:

« 同窓会への期待 | トップページ | 人生の不思議 »