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2010年9月28日 (火)

シベリア鉄道とバイカル

ウラジオストークからシベリア鉄道で3.800km。

その地点にバイカル湖が広がっている。

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この巨大で世界最深の湖の存在の故に、

鉄道の敷設は困難を極めたと伝わる。

1898年には、大型船舶に電車を積んで対岸に運んだ。

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ところが冬には湖が凍結して使えない。

そこで、冬季にはその氷の上に鉄道が敷設された。

バイカル湖が凍りつく度に、対岸まで50kmもの線路をつくるのだ。

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全く想像を絶する話だが、本当の話だ。

そうしてバイカル迂回線が何とか完成したのは1904年のことだ。

それも日本軍と戦って勝つために、突貫工事が進められたと言う。

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逆に日本は、この鉄道の完成前に決着を付けようと開戦を急いだ。

この湖と日本の歴史が濃密に繫がっていたのだ。

そもそもモンゴル語のsiberは、きれいなとか純粋なと言う意味だ。

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それにタタール語のsibirは、眠れる土地を意味している。

その極寒のシベリアに、帝政ロシアは厄介者を全て追いやった。

厄介者とは、犯罪者や浮浪者、反乱貴族、

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それに旧ロシア正教者などだ。

ウランウデの郊外に旧教信者の村があった。

そのタルバガタイ村では、今日でも旧教の教会を中心に、

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過去の迫害の歴史を背負って生活していた。

一時はポーランドに追われ、さらにこのシベリアの地に追われてきたのだ。

彼らは「先祖は、この地で豊かさを手に入れたのだ」と言った。

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しかし見渡しても、荒涼とした風景ばかりで何が豊かなのかどうか?

或いは、信教の自由を豊かと表現したのかどうか?

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