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2010年9月29日 (水)

ベゾブラゾフ

ロシアの南下政策と、この日本の国の歴史について考えている。

西郷隆盛の征韓論は、

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ロシアの南下政策を多分に意識してのことだった。

ロシアのこの政策は、

ベゾブラゾフと言う夢想家とアレクセーエフ総督が主導した。

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ベゾブラゾフは、ロシア皇帝ニコライ二世に取り入るため、

「陛下、極東は陛下のものでございます。朝鮮半島まで併呑すれば、

ロシアは史上空前の世界帝国になります」と吹き込んだ。

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ニコライ二世は、稀代の詐欺師であるベラブラゾフの口車に乗ってしまう。

そうして、この法螺吹き男を侍従にしたのだ。

さらにその法螺を実現させるために、

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巨費を投じて東亜工業会社という侵略会社を作らせた。

同時に、ベラブラゾフの意のままに動くアレクセーエフに

極東の全権を付与したのだ。

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それでバイカル湖以東の広大な地域の行政・軍事・外交の全権を、

この二人が握ってしまうことになる。

彼らは旅順を要塞化しつつ朝鮮半島を脅かしていく。

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これに恐怖した時の日本政府は、やがて日露戦争に突き進んでいく。

しかし、日本人は旅順の203高地の攻略だけでも、

十数万の戦死者を出している。

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ツァーリー体制下だったとは言え、

半気違いのような人物と貴族の坊ちゃんが、日露戦争を引き起こし、

日露双方に天文学的な戦死者と悲劇を生み出したのだ。

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歴史と言うものは誠に馬鹿馬鹿しいが、

私達はそこから逃げることは出来ない。

バイカル湖の湖畔でそんな事を思っていたのだが、

今回の尖閣の不始末と中露の握手はまさに茶番でしかない。

中国の領土を最も侵略しているのはロシアではないのか。

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