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2010年10月12日 (火)

シラカバ細工

「土産」について考えている。

その土地に行って土産が色々とあると言うことは、Cimg1326

入れ込み客が多いと言う事だし、観光産業の成熟度の高さでもある。

この点、先月初旬に訪れたロシア、

特にシベリアには土産品は極めて少ない。

強いて上げればウオッカくらいのもんだろう。

土産品は、その字面の通りその土地の資源から作り出すものだ。Cimg1324

ロシアにもその底流はあって、

私もその一つシラカバ細工作りに挑戦してきた。

シラカバなんぞはシベリアには見たく無いほどもある。

その皮をはいで、様々な民芸品を作るのだ。Cimg1325

私達はイルクーツクの一人の実業家を訪ねた。

彼は、障害を持つ方々を集めて福祉事業を成立させていた。

シラカバの木の皮は丈夫で、その皮にプレスで文様を作る。

その模様に着色を施して装飾品や民芸玩具、

Cimg1327

或いは帽子なども作っていく。

これが軌道に乗って、あちこちで土産として売られつつあった。

私も、彼らの作業を見ながらブローチを作ってみた。

チョツトした作業なのだが、やはりコツが要る。

Cimg1328

出来上がると、自分の手製だけに愛着が涌く。

多分、これは結構な土産品に育つだろう。

ロシアでのしばしの時間であった。

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