シラカバ細工
「土産」について考えている。
入れ込み客が多いと言う事だし、観光産業の成熟度の高さでもある。
この点、先月初旬に訪れたロシア、
特にシベリアには土産品は極めて少ない。
強いて上げればウオッカくらいのもんだろう。
ロシアにもその底流はあって、
私もその一つシラカバ細工作りに挑戦してきた。
シラカバなんぞはシベリアには見たく無いほどもある。
私達はイルクーツクの一人の実業家を訪ねた。
彼は、障害を持つ方々を集めて福祉事業を成立させていた。
シラカバの木の皮は丈夫で、その皮にプレスで文様を作る。
その模様に着色を施して装飾品や民芸玩具、
或いは帽子なども作っていく。
これが軌道に乗って、あちこちで土産として売られつつあった。
私も、彼らの作業を見ながらブローチを作ってみた。
チョツトした作業なのだが、やはりコツが要る。
出来上がると、自分の手製だけに愛着が涌く。
多分、これは結構な土産品に育つだろう。
ロシアでのしばしの時間であった。
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント