観天望気
寒波の到来とかで、日一日と秋が深まっている。
だが、自然界は些か戸惑っている様子だ。
我が家では、河津桜の花が咲き出している。
やはり今年の天候は異常か!
そう思ってみると、ゴーヤの芽があちこちで成長を始めていた。
この夏収穫し損ねたゴーヤの種がせっかちにも芽を出したのだ。
どうやら春の到来と勘違いしているようだ。
だがこれからの季節を思えば、何とも空しくも可愛そうな芽生えである。
今年のブドウ栽培の異常さには、過去15年出始めて遭遇した。
実が稔っても枝の成長が止まらない。
何処までも伸びていって、部屋の窓から飛び出してしまった。
そうして「甲斐美麗」などはとうとう成熟しなかった。
お陰て今年は、ハクビシンもスズメも味見しただけで来なくなった。
「旱魃に不作なし」と言われる米でさえ、青息吐息だった。
農家は、品質低下と価格下落に泣いている。
ドングリの不作で飢えた熊達も命がけである。
自然界と言うのは、かくも鋭敏なのだ。
もつとも、鈍感なのは人間だけか!
それもバッヂを付けた、あの高給取りの素人政治家集団がことに鈍感だ。
こりゃ俺たちゃ、冬の到来を前に芽を出したゴーヤの苗かもしれないぞ。
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