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2010年10月 2日 (土)

青雲の志

「あぁ鍛錬の気は凝りて 堅き雄心ゆるぎなく

若き我等に溢るる光・・・♪・・・」の校歌斉唱で閉会する。

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それが私の卒業した高校の静岡支部同窓会である。

そして校歌は、

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何時も高校生当時の気持ちを思い起こさせてくれる。

それは、未知の将来への不安と畏怖であったろうか?

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同窓会には、90歳を過ぎた大先輩から30代前半の若者まで参加し、

まあ、それなりに意味のある会合が連綿と続いてきた。

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それに同窓会は、人生の遍歴を考えさせてくれる場でもある。

人の一生と言うものはそれぞれ違うし、人それぞれの道がある。

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お見えになる同窓生は、一人として同じ道を歩いてはいないのだ。

その異なった個性が集まる一時、

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その一時に意味を持たせたいと思う。

何がしかの「なるほど!」を持って帰って欲しいのだ。

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会の主催者として、そう切に願っている。

それで今年は、現代書家の大杉弘子さんを講師に迎えた。

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私と同期の彼女は、

昨今隆盛の書道パフォーマンスの先駆け的な人である。

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字とも絵とも定かでない様な「書」を書く。

字を組み立てて心を表現しようとしているのだ。

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彼女の作品の数々を見しながら、やはり人間拝について思っていた。

大杉弘子さんも、芸術と言う計り知れない世界を歩いてきたのだ。

彼女の高価な「書」を到底購入できないのだから、

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ただ感謝するしかない。

ともあれ会は、好評のうちに校歌斉唱となった。

そう、同窓会は、青春の志を蘇らせる為にこそある。

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