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2010年11月 3日 (水)

イチゴンさん

大和は葛城山の麓に一言主神社がある。

地元ではイチゴンさんと呼ぶらしい。

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何でもこの神様は、善い事でも悪いことでも一言で済ますのだそうだ。

この一言主の霊験でもあるまいが、近頃の男は寡黙になった。

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「ふろ、めし、ねる」の三言で一日を終える三言亭主しかり、

善い事が少ない故に、家では労を惜しみ言葉を慎むのだ。

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私の場合は労を惜しむことはないが、富に言葉少なになった。

何しろ山の神が年々饒舌にして気丈になる。

一言発しようものなら、100口にもなって返ってくる。

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それで止む無く言葉少なを強いられていると言う次第だ。

犬は家族の力関係を良く分かっていて、一番強い者に従う習性がある。

家族も似たようなもので、その力関係も自然と饒舌の方に傾く。

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時と共に、男の孤高を作り出すのもムベなるかなである。

男は、首輪をされて働くだけでまっこと損な生き物である。

その点女は、自由気侭にゲゲゲの女房が出来る。

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男は物言えば唇寒し秋の風なのだが、

中国の兵法に「進退は律を以ってす。律を失えば即ち凶なり」とある。

即ち、「活路は撤退にあり」である。

こうして男は鍛えられ、老いて行くのである。

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