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2010年11月 5日 (金)

虚妄

人生と言うのは、まさに一時の幻影なのかもしれない。

生まれて生きて死ぬと言う、それだけのことなのだ。

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只、その間にどういう遊びが出来たのかに尽きると言える。

人間は、その遊びの為にいろいろな発明をしてきた。

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歌舞音曲はもとより、和歌や俳句、囲碁や将棋、博打の数々。

奇祭と呼ばれる祭りも含めて随分多様な催事がある。

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それに流行の阿波踊りやカッポレだって、

その渦中に入って夢中になれるものだ。

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考えてみれば、歴史上繰り返されてきた権力闘争、

戦争や政争だって一種のゲームに過ぎないのかも知れない。

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華厳経の真髄は「三界は虚妄にして、ただこれ一心の所作なり」に尽きる。

虚妄であればこそ不断なものを見つけろと教える。

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移ろうことの多いこの世で、そんなものは希でしかない。

東大寺の二月堂の「お水取り」は、

千年この方同じことが繰り返されている貴重な行事だ。

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毎年、3月1~14日までの毎日、夜を徹しての五体倒地などの行が行われる。

この行は、あの戦中にも応仁の乱など都が焼け野原になった時にも、

途絶えることなく続けられてきた。

何が、そうさせたのか?

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時は川のように流れているのだが、

千年一日の如く、このお水取りは続いてきたのだ。

虚妄の浮世であればこそ、その不断なるものを必死に守ってきた。

人々の文化と言うものは、そういう人間の生きた結晶なのだろう。

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