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2010年12月11日 (土)

ああ舞台芸術

静岡県には、専属の劇団と劇場が在る。

自治体の劇団は諸外国では珍しくない。

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だがこの日本ではオーケストラはあっても、

劇団は静岡の他に一例あるだけだ。

つまり税金で文化を育てるという感覚に乏しい。

静岡の劇団は、世界的に著名なSPACだ。

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日本平の中腹の稽古場で独特の舞台芸術を育んでいる。

演劇のレベルは世界有数なのだが、

TVの軽いトーク番組などに馴らされた我々には、

彼らの舞台を相当に重々しく感じてしまうようだ。

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先日「しんしゃく源氏物語」の一幕を観せていただいた。

光源氏の惚れた唯一の不美人・末摘花の物語だ。

ひたむきに光源氏を待ち焦がれる末摘花の儚さが際立つ。

不器用で醜い姫ゆえの一途な夢、

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そして日々の生活における現実が描かれていく。

或いは、末摘花は紫式部の分身なのかもしれない。

ともあれ、私達の日々の心の一部を覗くような気にもなる。

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そして、なるほど演劇とはこういうものなのだと納得させられる。

それでSPACは、中高生を対象に公開講演をやっている。

既にこの「しんしゃく源氏物語」を数万人の学生が観ている。

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TV演技に馴らされた彼らは、果たしてどう受け止めているのだろうか。

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