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2010年12月12日 (日)

阿弥陀が峰

京都は、南側に口を開けてはいるが、

ぐるりと丘陵に囲まれた盆地だ。

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中でも東山は神社仏閣や陵墓が多く、

都の人々の心の置き所でもある峰々だった。

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今年も、その東山三十六峰を走り抜けてきた。

北部の宝ヶ池から走り始めて大文字山へ、

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右下に京都市街を見下ろしながら阿弥陀が峰へ、

そして最後は将軍塚から伏見に抜けるのである。

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宝ヶ池の近くの町家を抜けると、

その後は山の尾根や谷をずっと走っていく。

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途中で朝鮮学校や銀閣寺の傍らを抜け、

東山トレイルコースを辿るのだ。

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殊に大文字山までの登りがきついのだが、

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そこから見下ろす眺望は千年を見晴るかすかのようである。

この山頂からは林間のそま道を辿るのだが、

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分厚く積もった落ち葉が白く眩しい。

やがて阿弥陀が峰にいたる。

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そう、ここは豊臣秀吉が気に入って、

自分が死んだらここに葬るべしと遺言していた。

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慶長三年8月18日、

大阪城の奥から密かに運び出された彼の遺骸は、

この阿弥陀が峰に運ばれて、ほんの数人で密かに埋葬されたのだ。

今、その阿弥陀が峰の山裾には、

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正室の寧々が晩年を送った高台寺がある。

まさに「露と落ち 露と消えにし 我が身かな

難波の露も 夢のまた夢」かな!

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京都は、私たちの歴史の故郷でもある。

秀吉が京都を慕ったように、

日本人には大なり小なりの思い入れがある。

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毎年、この峰々を走りながら、その古に思いをはせている。

時に、時空を超えて東山の空を飛んでいるのだ。

伏見稲荷まで4時間16分の旅であった。

ともあれ、みんなで乾杯してこの一日を締めくくった。

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