« 人生の成幸 | トップページ | 哲学の仏教 »

2010年12月14日 (火)

大仏さんに再会

奈良の東大寺を訪ねた。

大仏さんを見上げるのは、中学校の修学旅行以来だ。

Cimg2522

あの頃は、この国の成り立ちにもさほどの思いも無くて、

ただ巨大な造形物として14mの大仏を見上げたような気がする。

Cimg2520

あれから既に、50年近くの時が流れている。

それでも大仏さんは、微動もせずにそこに鎮座していた。

Cimg2527

変わったのは、そう! 私だけなのだ。

そもそもこの大仏造営は、

Cimg2528

仏教伝来200年を記念する一大国家プロジェクトだった。

平城京の盛期である聖武天皇・光明皇后の時代である。

Cimg2529

おそらく天平人の苦心の結晶だったはずだが、その後二度も焼け落ちている。

一度は治承4年(1180)の平重衡による焼き討ちであり、

Cimg2530

二度目は永禄十年(1567)の松永久秀による兵火だった。

大仏を焼いて何の得も無かろうと思うのだが、

時の勢いというのは何を仕出かすか分からない。

Cimg2531

ともあれ現代の大仏は、江戸時代の元禄5年(1692)に再建されたものだ。

生きることの儚さが、不滅の巨大大仏を作らしめたのだろうか。

その不滅をも破壊した松永久秀は何を考えたのだろうか。

Cimg2532

ただ単に、東大寺の寺領が狙いだったのかどうか?

宇宙的存在である大仏は、

Cimg2517

天下泰平・万民豊楽を願う三世十方の教主である。

その広やかさは、私たちの永遠の願いだろう。

|

« 人生の成幸 | トップページ | 哲学の仏教 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大仏さんに再会:

« 人生の成幸 | トップページ | 哲学の仏教 »