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2011年1月31日 (月)

寒風

このところグッと冷え込む日が多い。

毎朝の旗振りでは、靴の底から冷たさが這い登ってくる。

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足踏みをしながら子供達を待つのだが、子供らは格別に元気だ。

手袋も無しで寒風に向かって行く子もある。

寒いとは言っても、

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豪雪の続く今年の雪国とでは比べるべくもあるまい。

ところで先日、スイスのダボスで世界経済フォーラムが開かれた。

スイスの冬は、日本よりも格段に寒いだろう。

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そのスイスは、牧歌的な美しい景観で人々を魅了し続けている。

基礎的食糧の自給を国是とした農業政策の結果だ。

食糧を安全保障の重要な要素と位置づけている。

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その国に出かけた日本の宰相は、TPPなる自由貿易を主張してきた。

自給率40%の農産物を、さらに米国市場に開放しようと言うのだ。

この日本に残された「開国」に相応しい市場は、

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もう既に米と畜産物、それにコンニャク位しか見当たらない。

それを鉄面皮にも売り渡したいと宣言してきたのだ。

それによって、この国の宰相は何を得ようというのだろうか。

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何度も言うが、米国の輸入関税はTVで2.5%、車が5%だ。

この数年で一ドル100円が80円になった。

それだけで20%の輸出ハンディになったのである。

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宰相様の言う自由貿易は、既に関税率で左右されるものではないのだ。

農業を大切にするスイスの国民は、

はたしてこの迷宰相の言葉をどう聞いただろうか。

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日本列島の冬はまだまだ続く。

しかし、来月4日は立春である。

もう少しの辛抱で、この国にも春が来るだろう。

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2011年1月30日 (日)

シルクロードを走った男

冒険は、人間の本性に根ざすものらしい。

オギャーと生まれてこの方、誰だって冒険を続けてきている。

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初めての小学校や入学試験、就職にしても、

ドキドキと、大なり小なり新しい挑戦だったはずだ。

勿論仕事や日常生活でもそんな要素には始終遭遇するはずだ。

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そうして冒険が少なくなると言うことが、言うならば老化と言うことか?

掛川の景山淳さんは、8年間かけてシルクロードの、

14,471kmを自転車で走りきった。

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トルコからイランへ、そしてアフガン、タクラマカン砂漠を越えて、

はるばると北京に到着したのが昨年の夏だった。

アフガンに入った頃はアメリカのタリバン攻略の直後だった。

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最大の問題は命の保証なのだが、

結局あれこれとアフガン通過に3年を要している。

普通の人間ならこの危険地帯を避けようとするのだが、

登山家でもある彼の冒険精神はそれを許さなかった。

気温が55度もあるような乾燥地帯から崑崙山脈の低温地帯も抜け、

北京で待つ仲間達の前に無事な姿を現したのだ。

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彼にとってのこの8年の歳月は、

休日も返上で仕事に打ち込み、年に数ヶ月の休暇をとり、

シルクロードに戻ることで費やされてきた。

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当然ながら現地の言葉を覚え、マルコの辿った道を探し、

登山活動時代の各国の友人とのコンタクトも怠らなかった。

どんな障害でさえ乗り越えて目的を達成する。

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そして彼が手にしたものは、実に大きな人生の自信なのだ。

ちなみに東方見聞録で知られるマルコ・ポーロは、

1271年にベニスを発ってトルコを通り、

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上都に1275年に到着、フビライ・ハーンに謁見している。

当時は馬か徒歩だったろうが、途中病気をしたりして5年を要しているのだ。

彼の東方見聞録は、ヨーロッパにアジアと言うものを知らしめた。

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後の大航海時代への足ががりを提供したともいえる。

しかし見聞録は彼が書いたものではない。

牢獄でマルコの語った内容を記録したものなのだ。

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だがその内容は魅惑的であると同時に実に正確な紀行だった。

その記録に魅せられた男が、景山淳さんなのだ。

それに彼が最後に中国に入って見たもの、

それは数万機の風力発電のプロペラの群れ、

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150機以上の原子力発電施設が同時に建設されつつあること。

そうした驀進する中国内陸部の鼓動だった。

彼の話を伺いながら、

冒険には人間の心を揺さぶるような限りない魅力があると思った。

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2011年1月29日 (土)

人は石垣 人は城

城郭を見上げる度に、武田節のそんな一節を思い出す。

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事実、城は形でしかあるまい。

武田節に歌われたように、信玄はさほど堅牢な城郭を築かなかったが、

中世における城郭は勿論重要な戦略拠点だった。

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私達は、その城郭を単なる歴史遺産ではなく、

人の生き様を象徴する建造物として見ている様だ。

掛川城は、山内一豊の城だったことがある。

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そして彼は、関ヶ原決戦を前にしてこの城地を投げ出すことで、

土佐24万石をゲットするのである。

言うならば、一生一代のゴマすりであった。

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その城地献上の一言が、諸将を一気に東軍に加担させることになった。

歴史の転換点に大きな役割を果たしたのだ。

どうせゴマをするなら、徹底して擦れと言うことだろうか。

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城に魅せられた男もいた。

バイエルンの王、ルートビッヒ二世だ。

彼は1886年に、あのノイシュバンシュタイン城を完成させている。

飛行機の飛ぶ19世紀に、

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あの壮麗稀代の城を築いたのだ。

そして今、バイエルンの一大観光地として世界中の人々を引きつけてもいる。

ルートビッヒの浪費と夢想が、後世に意外なミュージアムを提供したのだ。

掛川城も篤志家と市民の寄付によって建設された。

そして今、この街のヘソになっている。

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2011年1月28日 (金)

仕切り直し

改めて学び直すことは、人生の仕切り直しの大いなる契機だろう。

毎日仕事に追われていると、ついつい惰性に埋没してしまう。

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自分の経営を見直そうにも容易ではないのだ。

大学の人材育成講座の修了式に立ち会った。

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式に先立って「経営改革プラン」を12名の方々が発表した。

一週間に一日、大学の特別講座に通って学んきた方々だ。

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会社員も企業経営者もいるし、退職後に農業を目指す方もいる。

そして勿論、農業経営の経営主も加わっている。

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受講生24名はお互いに交流しつつ練磨する中で、

それぞれに何かを掴んだようだ。

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ただ自ら策定したプランを着実に実現できるか否かは、これから次第だ。

高木学部長から修了証書が授与された後、

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少し話しをさせて頂いた。その要旨は、

皆さんに手渡された修了証書は、今のところ只の紙ッ切れに過ぎない。

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この修了証を八ヶ月間の結果だけにしないで欲しい。

人間の一生は一場の芝居のようなものかもしれない。

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江戸期の俳人が「遊びせんとや生まれけん」と言っている様に、

私達は人生を如何に楽しくするかのために生きているのかも知れない。

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それに楽しさと言うものは、目標を追いかけていく過程にある。

そしてその目標が実現された刹那が、幸福と言うやつではなかろうか。

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TPPとか政府の無策に翻弄されている農業だが、

アナログ型からデジタル型への転換が必要な部分も確かにある。

それを荷うのは、皆さんの学んだ幅広い見識と実行力だろう。

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稔り多い人生を求めるなら、より明確な目標とプランを持つことだ。

そのプランの一つが、今日発表されたものだと思う。

是非、このプランを稔り多いものにして頂きたい。

大筋そんな事を申し上げたが、学ばせて頂いたのは私だったろう。

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2011年1月27日 (木)

待つこと

当てがあって待つのは、それは実に楽しいことだ。

葡萄の剪定を終えて、切り落とした枝やら落葉を片付けている。

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やがて温室の中を綺麗に掃き清めて、

新芽の膨らむのをジッと待つのだ。

と言っても毎朝見回って、その兆しを探しているのだから、

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ジッとは、気分としてのジッとなのだ。

そうして彼らの微かな動きが見えると、その芽生えがもう楽しくてたまらない。

旅行計画や遠来の客を待つのも同じだ。

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その日の為にあれこれと準備してジッと待つ.

その待つと言う感覚が精神の機微として何ともいえない。

若い頃、果たして私はこんなに気長だったのかどうか?

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思えば、仕事上で困った出来事にアタフタばかりしてきたような気がする。

それが何時の頃からか、時を待つことを覚えた。

すると解決が困難と思われた事態も、

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不思議なことに自然と打開の糸口が見えてくるのだ。

仮に諍いが起こったとしても、

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後になってみれば、何故あんなに怒ったのかと思われるはずだ。

焦ったりいらだったりすることの多い毎日なのだが、

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実は人生の極意は、楽しく待つことこそ要諦なのではないか。

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2011年1月26日 (水)

手探りの希望

何が辛いって、先行きに希望が見えないことが一番だろうか。

どんなに苦しくったって、行く先に希望がありゃどおってことはない。

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この国では毎年3万人以上の人が自殺している。

みんな絶望の末のことに違いない。

しかし、希望ってそもそも何だろう?

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少し前までは、社会の進歩とか経済の成長をみんな信じていた。

だから金ができたらアレを買おうとか、何所かに出かけようとか、

今日よりも明日が良くなるって事が希望じゃなかったか。

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そうしてその希望が、社会全体を押し上げてきた。

ところがバブル崩壊を機に国の未来が信じられなくなって、

この国全体が閉塞感で覆われるようになった。

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つまり、かつての希望の類が希望でなくなっちゃつた。

そして、新たな希望が見出せないことが閉塞感の源だろう。

もちろん「最少不幸社会」なんてのが希望であるはずもない。

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それじゃ何に希望を託せば良いのか?

それは物でも肩書きでもなくて、

これからの時代の生き方そのものではなかろうか。

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かつて武士にはその理想の生き方があったし、

町人にも町人なりの生きる文化があった。

何も栄耀栄華が希望ってことではなかったはずだ。

「一人の努力が、みんなの為になる」

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今必要なのは、その「為」が生き甲斐になるような文化ではないか。

是非「如何に生きるか」って言うことに、希望を見出そう!

それとも、あなたの希望の中味って何でしょうか?

  

  

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2011年1月25日 (火)

テレビを嘆く

未だに地デジ対応を済ませていない。

近年テレビを見ることが随分と減ったことも、その理由の一つだ。

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たまにステッチを入れても、

10分もしないうちに「何じゃこりゃ!」と腹が立ってくる。

バラエティーやトーク番組がやたらと多くて、

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しかもその水準ときたら、およそ下らない内容ばかりだ。

出演者に恥をかかせて笑わせるなどは当たり前で、

相手を無遠慮に侮辱したり、

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乱暴な話し方に加え話し手の下品な品性しか見えてこない。

娯楽とは言えこんなものを観て、

ヘラヘラ笑っているやつの気が知れないと思ってしまうのだ。

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言うならばお馬鹿さんのてんこ盛りで、そいつが画面から溢れ出して来る。

大衆迎合で、しかも同じ様なことを性懲りもなく繰り返す。

そのバカの洪水に、多くの視聴者が同化していくのかと思えば、

はなはだ腹立たしくなってくるのだ。

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そう言えば今の政治は、そんなメディアから生まれた大衆迎合と、

その時の思い付きだから何処まで行っても収拾は付かない。

ともあれ、人と人との関わりがドンドン薄くなっていく世相だ。

「思いやり」などとは縁遠く、「他人の不幸」を喜ぶ風潮ですらある。

その全てがTVの影響だとは言わないが、

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余りにも安上がりな番組を作ることで民度まで下げていく。

少しは考えさせるとか、ジィーンと来る番組が出来んのでしょうかね?

スポンサーの皆さん、軽薄イメージは商品にも直結するんだよ。

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2011年1月24日 (月)

コミュニティーって

私の住む旧市では、地域の公民館を中心にかなり活発な活動をしている。

子供の見守りやら年寄りのサロン、はたまた運動会や文化活動などだ。

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私の所は、平成の大合併で6年前にこの市に合併した。

だが財政難の折、この期に及んで公民館建設など期待すべくもない。

況や町役場も無くなって、コミュニティーの旗振りもいない。

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それで従前どおりのハンディキャップが続いていた。

それに小さな町ならではのコップの中の政争があったりして、

まともな地域民主主義が根付いている訳でもない。

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世相は無縁事なかれ勝手主義である。

そんな地域で日頃顔を合わせることもないのに、

俄かにコミュニティーなどと言っても踊る訳も無い。

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しかし少子高齢化に産業の空洞化と、時代の進展は止めようもない。

既に「地域のことは可能な限り地域で解決する」

地域力の時代になっている。

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間もなく高齢世代が地域住民の3割以上になる。

その人々が言葉を交わす相手も無く、ジッと閉塞しているなぞは奇怪だ。

ここはやはり、かつてあったコミュニティーを復活すべきなのだ。

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静岡市で「月一日挨拶運動」を始めている。

月に一度日を決めて、老若男女とにかくみんな「今日は」と挨拶する。

そこから何かが始まるだろう・・・・

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ともあれ、やり方は色々とあるだろう。

私の住む地域でも、やっとこのコミュニティーを広げる拠点が出来た。

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市長以下みんなでお祝いしたのだが、さて、これからどうするかだな。

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2011年1月23日 (日)

劣等感の所産

古来男と言うものは、劣等感の塊りなのかもしれない。

太古の昔、洞窟の入り口で番をしながら培った感情だ。

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やってくる相手の強弱を見極めなければ食われてしまうからだ。

今だって財力や腕力、政治力、職位、きたまた知力や体格などと、

常にハンディキャップを意識しつつ劣等感に支配されている。

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私も例外に漏れず、劣等感そのものが歩いているようなものなのだ。

人の前に立てば、蛇に睨まれたハツカネズミのような気持ちになるし、

地位の高い人の前では満足に口も利けなくなる。

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入学試験の時、

いきなり難問に遭遇して頭が真っ白になったことだってある。

要するに、取り越し苦労の神経過多なのだ。

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寅さんじゃないが、思い起こせば恥ずかしきことの数々で、

その恥ずかしさの故に、少しは努力すると言った感じだ。

どんな場合だって「どおせ俺りゃ、この程度なんだからさ」って、

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開き直れりゃどおってことはない。

分かっちゃいるが、たいていは男の自尊心が邪魔してしまう。

それがガラス細工のように脆く神経質な男の所以なのだ。

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さてもうそろそろ、そんな劣等感は脱ぎ捨てたいと思うのだが・・・。

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2011年1月22日 (土)

三度TPPを問う

世論がこぞってTPP推進を言い始めている。

思えば、農業とか地方は少数派なのだ。

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言うまでもなく、TPPは関係国の間で関税をゼロにする協定だ。

交渉に参加表明している国は10ヶ国で、

その主な国は米国の他、オーストラリア、ニュージランドだ。

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その他はシンガポールにブルネイ、チリ、ペルー、

ベトナム、マレーシアで取るに足りない。

問題は米国とオーストラリア、ニュージが

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有り余る農産物を抱えていることだ。

要するに米や畜産物を無税で売りたいのだ。

それでTPP交渉の焦点は、米を例外扱いできるか否かだ。

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米には現在778%の関税が掛けられているから、これは大きい。

先日の米国との交渉では、やはり高いハードルを示した。

原則例外扱いできないと言いつつ、そう言い切れば日本は脱落する。

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餌(日本)を逃がさまいと若干の余韻を残している。

関税を漸減させて、10年位後に0にしたらどうかと言うことだろうか?

それを横目に14日、

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経済産業副大臣が10年で米の関税撤廃を提案した。

「中国の米の値段も上がっている。MA米の輸入価格は166円/kgだ。

だから日本の米には輸出競争力がある。」

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「だから撤廃しても大丈夫だ。もし困れば戸別所得補償がある」だと。

これは、まったく事実誤認のためにする論議だ。

先ず輸入価格は、中国国内の米の価格は現在も50円/kg以下だ。

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日本の米は260円前後だから、5倍以上の開きがある。

MA米の価格は、中国政府が設定した政策価格に過ぎない。

それに米国とオーストラリアは、

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消費市場さえあれば低価格で幾らでも生産する。

日本の米が輸出できると言ったって、それは中流邦人や

一部セレブの贈答需要に過ぎない。

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昨年も年間6億円の輸出でしかない。

それら、戸別所得補償に充てる何兆円もの財源が何処にあるのか?

議論にしろ提案にしろ、余りにもお粗末過ぎやしませんか?

どうやら政府は、本気で農業を潰しにかかっているようだ。

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2011年1月21日 (金)

オヤジは辛いよ

所詮、男は働き蜂なんだろう。

朝飯もそこそこに、地味な背広を着て職場に通い詰め、

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毎日上司の顔色を横目にノルマをこなすのに汲々として来た。

レストランはおろか美術館なぞには行く暇とてなく、

憂さ晴らしの飲み屋が関の山。

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読書だってビジネス書だけだし、他にゃせいぜい週刊誌止まりだ。

それでもたまの休みにゃ、精一杯の家族サービスにも努めてきた。

だけど家の中は、何時の間にか女房の盤拠する世界になっていた。

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ガキ共はオヤジの悲哀を他所に、カアサンこそが太陽なのだ。

それて「オヤジにゃ、欲と経済性だけで文化がない」って言われてもね。

そもそも男と女は、体格も筋力も違うし興味や関心だって異なる。

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違っているからこそ、お互いに魅力を感じるのだ。

そうやってずう~っと中睦まじくやつてきた筈だよね。

それが、ジェンダー・フリーとか言って、

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俄かに女が尊大な顔をし始めた。

いやいや家の中では元々尊大な訳で、それを社会全体にと目論む。

事実、高そうなレストランを外から覗くと、

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そこは女子会とやらで女ばかりなのだ。

デパートだって、女物ばっかりで紳士服は付け足しに過ぎない。

昔は「男と女、どちらに生まれたい?」と、子供に聞くと断然男だった。

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ところが今じゃ、「当然、女でしょ」だって。

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2011年1月20日 (木)

骨董品になろう

ひろさんの問いかけに答えるついでに書いちまおう。

我々団塊の世代は、

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仕事一途で走って来て正直疲れ果てて定年を迎えた。

気付いてみれば空蝉状態になっていて、

それが家に帰ったって、そりゃガラクタでしょうが。

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型式の古くなったパソコンとかアナログTVと同じで、

じきに開かなくなるし画面も写らなくなっちまう。

そのガラクタが、べんべんと命長らえてたんじゃ困るのだ。

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だから心機一転、昔取った杵柄を磨いてもう一肌脱ぐのさ。

つまり、ボランティアで世のため人の為になることに取り組むのだ。

大体において今日の世相は、

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「他人の為に何かをするのはイヤ」なのだ。

それどころか、安月給の市役所職員のボーナスを半減させたあの市長、

阿久根市のように「他人の不幸は蜜の味」なのだ。

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某党のマニフェストのように公務員の給料が減れば痛快なのだ。

そんな世相を変えるのが、

これからの団塊の世代のささやかな使命だと思う。

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そんなつもりで旗振り叔父さんやったり、自治会に係ったりしている。

少しでも役に立ちゃ、いかな安物の家具でも捨てる訳にも行くまい。

それにそのうち、黒光りしてチョツトは小粋になるかも知れない。

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そう、捨てちまうには欲しいなッて程度の骨董品になろうよ。

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2011年1月19日 (水)

団塊の世代の行方

今後の14年で、団塊の世代がそっくり75歳以上になる。

その結果、認知症患者が320万人(02年には150万人)になるらしい。

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団塊の世代は800万人もいるから、

こいつらが軒並みボケたらこの国は呆け天国になってしまう。

勿論、65歳以上の年金世代も急増する。

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ちなみに00年の2200万人から、25年には3500万人になる。

これは人口の29%にもなる数だ。

当然のことながら、医療・介護難民の大量発生が心配になる。

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いやいや、今のような政治が続けば年金財源すら確保できまい。

では団塊の世代はどうすべきなのか?

先ずは呆けずに健康でいることだ。

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そして、若い連中の役に立つボランティアに精出すことだ。

それから二本足で立てなくなったら、数ヶ月で人生を終えることだ。

それに老残の身を晒すのは本意ではなかろう。

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後代に苦労させる訳にゃいかんでしょうが。

何? 年金が細るって!

おいおい、そこな町人よ。

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団塊の世代は、高度経済成長を荷ってきた企業戦士だ。

老いたりと言えども武士だよ。

武士は食わねど高楊枝ってもんだ。

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人間、時にゃ痩せ我慢も必要なもんさ。

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2011年1月18日 (火)

旧交の体温

三年前に退職した職場のOB回があった。

同じ分野で働いた方々だから、

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現役時代には随分濃厚な係わりのあった人々だ。

人は一年ごとに平等に加齢していく訳だが、

実際には人それぞれ歳の取り方が違うようだ。

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現役時代の上下関係を引きずっているのだが、

そのかつての関係も少しずつ変化していく。

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勿論考えることも変わっていくし、

かつての共通の話題もその力点が移っていく。

つまり、お互いの付き合い方にも変化が現れる。

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そうして良く考えると、実は自分が一番変わったのだと気付いた。

現役時代は、仕事の仕方とか役職で人を見ていた。

それが、一人の人間として見るようになるのだ。

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人間の真価というものは、その人生観と生きる姿勢に現れる。

既に余生に突入している人、過去に生きている人もいる。

それに比べ、社会的な活動をしている人は若々しい。

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順序良く順番に生きているはずだが、

それが違うんだな!

それにしても38年、往時茫々である。

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2011年1月17日 (月)

雪の朝

このところ寒い日が続いてる。

そして今朝は、昨夜来の吹雪で一面銀世界になった。

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この遠州で雪が積もるのは何十年ぶりだろうか。

いつもの景色も、真新しい情緒を醸している。

しかも雪質がパウダースノーでサラサラとしている。

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その代わり、道路の表面が凍ってぺりぺりと音を立てている。

車はすべからく徐行運転となったが、自転車やバイクが哀れだ。

中学生や高校生の自転車があちこちでひっくり返る。

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かく言う私も徐行していたのだが、下り坂でブレーキが利かず、

あわゆく追突しそうになったのだ。

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何せ雪に不慣れな地域で、道も車も雪対策はゼロだから無理もない。

喜んだのは子供達かな。

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「滑るから気をつけろ・・」と言っても、突然の雪を楽しんでいる。

もとかくも大寒は週末の21日で、まだまだ寒さは続く。

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そう、そしてこの寒さが芽生えへのバネになるのだ。

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2011年1月16日 (日)

男は毅然と

女性が強くなったことに関しては、別に異論はない。

だが男がなよなよと頼りなくなったのは何故か。

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その一つが、筋肉労働が激減したことだろう。

かつては家庭はもとより、農作業も製造業も力仕事が多かった。

家の補強もしたし、鍬で耕し鶴嘴で掘り返し、工具を振り上げてきた。

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それが今じゃ、パソコンさえ扱えりゃ何とかなる柔な時代になった。

大型トラックや電車の運転だって、何も男である必要はない。

平氏ですら女性で差し支えない時代なのだ。

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要するに男の出番が激減しちまった。

おまけに体を使わないから内臓脂肪で腹が膨れてくる。

ぶくぶくと太ると自己管理能力すら疑われかねない。

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それに筋肉も細っているから、毅然とした男の行動力を感じさせない。

しかして、そんな男に女が惚れるはずもない。

そこまで考えると、

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男を駄目にしたのは近世の発達しすぎたテクノロジーだと気付く。

しかし、そのハイテクを後戻りさせる訳にも行かない。

しからば、男はスポーツで汗を流す他なかろう。

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そもそも人間が人間である所以は、

二本足で立って、歩いて走るからなのだ。

少し歩くだけならチンパンジーにも出来てしまう。

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やはり長距離を歩いて走ることが肝要だ。

そうして何時も凛として、カッコ良い親父を目指すのだ。

私も、そうありたいと念じているのだが・・・。

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2011年1月15日 (土)

愛国教育

一昨年の夏、ロシアのハバロフスクを訪れた折、

赤軍博物館で小学生の群れに遭遇した。

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博物館には、対日戦の巨大なジオラマや戦車、

機関砲や銃器類が展示されている。

赤軍が如何にして日本の侵略と戦ったかを展示している。

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そこで引率の教師は、子供達に外国(日本)が如何に悪者かを語る。

子供の心の基層には、そうした対外意識が織り敷かれるのだ。

韓国ソウルのロッテ歴史博物館には、

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もっとはっきりとした展示がされている。

縛られた農民に銃剣を突きつける日本兵。

日本の憲兵に引き立てられて拷問される住民など、

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併合時代の日本の非道を生々しく展示している。

中国の反日教育は、つとに知られているとおりだ。

指導者は、その培われた反日感情に時折火をつけ、

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経済成長のひずみから生まれる不満のガス抜きに使っている。

一方、この平和呆けの島国では、

何故か国を愛することと戦争賛美を同じものと考えてきた。

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だから対外関係というものを正しく教える場すらない。

戦後六十数年の教育は、日本国民を非愛国者にしてしまったのだ。

だから鳩山・管総理大臣ですら、

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信じられないことだが尖閣問題勃発まで、

中国もロシアも、隣人は善人ばっかりだと信じていたきらいがある。

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自らの歴史を避けて通っている国など、世界中何処にもないだろう。

もうそろそろ、正しい歴史教育に本気で取り組むべきなのだ。

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2011年1月14日 (金)

自由貿易の嘘

TPPは開国だとか、参加しないと世界の孤児だとか吹聴している。

ホントだとしたら、そりゃ大変だろう。

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それで調べてみた。

TPPに参加を表明している国は日本を含めて10ヶ国。

その10ヶ国のGDPの90割以上を日米が占めている。

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つまり世界の孤児どころか、二国間の問題になっていく。

損得を考えている中国や韓国は、勿論TPPに関心さえ示していない。

それに、TPPで日本の輸出が増えると言っている。

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ホントだろうか?

関税をゼロにするのがTPPだが、

米国の輸入関税は、自動車で2.5%、TVでも5%に過ぎない。

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それが撤廃されりゃ、輸出が飛躍的に増えるんだろうか? 

そんなものより、ドル安政策の方がはるかに影響が大きいでしょ。

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片や日本への輸出は、牛肉や豚肉、米ではアメリカの絶対優位になる。

つまりTPPは、日本が一方的に損をする協定なのだ。

菅さんよ!! 「大いに議論」なんて言ってないで、

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総理なんだからさ、あなたもちい~っとは考えようよ!

 

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2011年1月13日 (木)

子供達の未来

子供は、きっかけ次第で自分の能力を切り開くことが出来る。

JR静岡駅の南側に「るくる」と言う子供科学館がある。

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ここには、科学への関心の契機になる装置が一杯ある。

インストラクターも充実していて、是非行って欲しい施設だ。

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科学は、磁力や電気、風や音・水などの自然を生かすことだ。

遊びながら「何故だろう」と発展していけば、そりゃぁ科学者になる。

この一月、日本に唯一ヶ所しかなかった宇宙科学研究機構の

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展示施設JAXAitが廃止された。

私の夢の場所だった。

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それが例の仕分けで「無駄」の烙印を押されてしまったからだ。

私は仕分けの方が決定的に無駄だったと思うのだが、

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それで宇宙への限りなき貴重な夢が閉ざされた。

また、保育の事情も一向に改善されない。

自動養育施設の経営も危機的な状況にある。

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その施設を応援しようと言う熱い思いが伊達直人現象だ。

そんな人々の思いの一方で、

子供手当てと言う名の「子供世帯助成金」が配られている。

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いろいろ大切な事業を廃止しても財源が生み出せなくて、

借金を一杯して、それでも公約の完遂は無理だった。

それにこの手当ては、生活費補助になっても子供の飛躍とは無縁だった。

果たして、子供手当てから何が生まれるのだろうか?

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もちろん、出生率の向上には結びつきそうにもない。

とすると、一体この手当ては何の為のものだったのか? 

子供達に借金の付けを回す、単なる党派の人気取りだったのか。

子供達の未来を育むのは国家の重要な仕事だが、

それは金を配ることではなかろうか。

今からでも遅くはないから、是非悔い改めて欲しいと思う。 

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2011年1月12日 (水)

幸福を探して

正月には、初詣したり福袋を買ったりと、

この一年の来福を願うのが慣わしになっている。

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漠然と幸福を願うのだが、果たしてその幸福の中味は何だろうか。

それは、勿論人ぞれぞれに違うだろう。

それで、幸福って何だろうと考えてみた。

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えべっさんの招福は、あれは富だね。

ともあれ一言で片付けるなら、それは希望が叶うことだろうか。

中国の古書によると5つの福があるとされている。

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それが意外にも、出世でも子宝でも夫唱婦随でもないのだ。

長生き、それに裕福、健康、好徳、天命だという。

健康で裕福に長生きして、

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天明の命ずるままに徳に溢れた人生を全うすれば、

それは言うことはない。

しかし、この世知辛いご時勢である。

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そんなに福々しく運ぶ訳もあるまい。

殊に財貨にも仁徳とも縁のない私だから、

せめて健康でボケずに天命を全うするなら十分だろう。

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それに欲を言うなら、徳には及ばすとも知への限りないアプローチだ。

そんな訳で、頭の健康体操を兼ねて今年もあちこち出掛けて、

その土地や人なりのあるもの探しをしたいと思っている。

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要するに、幸福は待っていたって歩いちゃ来ないからね。

それから、本当の幸福はお互いに分かり合える真の友を得る事かな。

あなたにとって、今年の本当の幸福って何だと思います?

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2011年1月11日 (火)

女性賛歌

前向きに行動して、ハキハキとした女性が好きだ。

走っている女性は、大抵がこの範疇に入る。

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だって、みんな溌剌としているもんね。

その逆に、ウジウジとして愚痴や悪口癖のある女性には近づきたくない。

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私はかなり晩生の草食系で、

女性と言うのは近寄り難い憧れの的でしかなかった。

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人間は本来、自分に無いものを求める傾向にある。

男と違った人種の、その異なった感覚が魅力なのだ。

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男女共同参画社会が標榜されて久しい。

しかし、意外に社会常識に疎い女性に出会って驚いたりもする。

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社会経験の多寡だとの意見もあるが、

本質的に目線が違うのかもしれない。

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今日東京で、初めて女性専用車両に乗った。

セクハラ詐欺グループの登場するご時勢である。

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場合によっては、男はとんでもない加害者にされかねない。

今や男の方がセクハラ疑惑に戦々恐々ではないか。

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はたして、男女を隔離するのが正解か否か?

某行革担当大臣も良い女性なんだろうが、多少直情のきらいもある。

ともあれ、女性には限りない魅力を感じる。

ひろさんのコメントのように、内面にはそれぞれ悩みもあるだろう。

しかし走る仲間の女性は、そんなものも見事に昇華しているではないか。

そんな溌剌女性に限りないエールを送りたい。

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2011年1月10日 (月)

希望と言う名の

♪希望と言う名の明日を尋ねて、今日もまた汽車に乗る。♪

かつて、そんな歌が流行したことがある。

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希望の実現の為に限り無く旅をする。

青年の頃そんなイメージが好きで、よく口ずさんだような気がする。

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今、還暦も過ぎると、その希望と言う言葉と次第に遠ざかる。

淡い希望と言う言葉は遠ざかったが、

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自ら求めて行動する気持ちは、かつてよりも強くなっている。

殊に、未知の分野に踏み入りたいと言う気持ちが強くなる。

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行った事のない場所、歴史の舞台、それに自分にないものを持つ人だ。

もちろん新しいステージでの自分を想像したりもする。

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昨日の完走パーティでも、個性豊かな皆さんが登場した。

そんな個性に限りない羨望を覚える。

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自分で真似しようたって出来ないものな!

真似出来なくても、そんな出合が限りなく嬉しい。

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希望と言うのは、そんな未知のキャラクターや物事との出合から始まる。

俺も、ああなれたら良いな~。

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そう思うことが、希望の始まりなのだろう。

今年も、そんな未知なる世界に希望を求めて歩くぞ。

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好奇心こそが、希望の始まりなのだから。

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2011年1月 9日 (日)

湖西連峰トレイルラン

あぁ~、楽しかった。

一日山の中を走って、そうして皆でワイワイ楽しむ。

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まったく、爽快だね。

コースは二川の岩屋緑地公園をスタートして、

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湖西連峰に登り、尾根道の豊橋自然歩道を北に向かって辿る。

右側には浜名湖と太平洋が輝き、

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左側には豊橋の町並みが広がっている。

眺望が絶景な分、峠を冷たい風が吹き抜けていく。

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それでも石巻山までのかなりきついトレイルコースを走れば、

かなりの汗をかく。

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それに途中には、カレーライスとビールのエイド、

さらに温かなお汁粉まで準備されている。

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みんな豊橋レイシングクラブの皆さんが準備してくださった。

寒い中に立ち尽くして道案内したり、エイドを担当したりと、

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誠にもって感謝の限りである。

走行距離こそは23kmだが、

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登り下りの連続だから40km位の感覚だ。

ゴールの石巻山は石灰岩で出来ている岩山で、

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南北朝時代の城址跡でもある。

走り終われば、そこの石山荘で盛大なパーティが始まる。

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それが又、

60人もの人がいれば様々なキャラクターが集まる。

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抱腹絶笑の女性コーラスも飛び出して、

もう実に楽しい仲間たちなのだ。

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今日も一日、たっぷりと楽しませていただいた。

皆さん、有難う。

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2011年1月 8日 (土)

冬の花

昨日、磐田市見付の赤松邸を訪ねた。

幕末の偉人の一人、赤松則良の邸宅跡だ。

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則良は長崎海軍伝習所に学び、勝海舟らと共に咸臨丸で米国に渡る。

娘は、森鴎外の妻であった。

明治になってからは海軍中将、最後は貴族院議員を務めている。

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しかし、勝海舟ほどには世に知られた存在ではない。

その赤松邸の庭に、梅が咲いていてエッと驚いた。

そしてその瞬間、赤松則良も早咲きの梅だったのかもしれないと思った。

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冬の花は、水仙にしても枇杷にしても派手さは少しもない。

でも健気に、寒風の中でサッと咲いている。

媒介する虫も少ないのだが、その僅かなチャンスを求めて咲く。

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仮に水仙が、花咲き誇る5月に咲いたら誰も見向きもし無かろう。

この冬に咲くからこそ、水仙であり梅花なのだ。

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私も長らく静岡の地に依拠して暮してきた。

それは居心地も良くて、離れたくない気持ちは過分すぎる程だ。

でも所詮、野に咲く花の方が私には似合う。

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だから今年からは、郷土に根付く水仙になろうと思う。

寒さの中で咲くのだから、少しは価値を認めてもらえるかも?

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てな訳で、里心への一年にしようと思っている。

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2011年1月 7日 (金)

思いつきの愚

今朝は、七草粥を頂いただろうか?

新春の野に芽吹く草の生命力を取り入れて活力を養う慣わしだ。

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迷信と一笑に付すのは簡単だが、

この国には瑞穂の文化とも言える習慣が満ち満ちている。

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正月の注連飾りも秋のお祭りも、新嘗祭、庚申講など、

それに餅を食することですらそうだろう。

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私達は、ただ今日と言う瞬間にだけ存在する訳ではなく、

様々な習慣の中から国家観や人生観を育ててきたのだ。

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しかるに、ある日突然思いついたような政策を

国の最高責任者がやっているとしたら、この国に救いはない。

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2国間のFTAすら結べないのに、

その最大の問題国のUSAやオーストラリアを含む

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TPPに加入しようと言うのは思いつきにしても不可解な話だ。

「開国」と言っているが、内実は米と畜産物の国内生産の放棄だ。

日本の食糧は既にあらかた輸入品になっていて、

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先進国で最も低い食糧自給率なのだが、まだ足りないらしい。

仮に一俵(60kg)5000円のカリフォルニア米が無税で輸入されれば、

この国の水田のあらかたは荒地になるだろう。

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それは、昭和30年代の麦と同じことだろう。

米と肉の放棄で、相手国の工業品への関税を下げてもらう。

これが開国の正体だ。

一方で政府は、食糧自給率を10%上げると公約している。

まさに国民を騙す「開国」なのだ。

一人思いついて悦に入っているとしか思えない。

思えば参議院選挙直前の消費税発言、

過去の投資を無為にする諫早湾の開門など、

よくよく検討の上でのこととは到底思えない。

中国の胡主席との3分の対面すらメモを読む始末だ。

要するに、この国の指導者には哲学のカケラすら無いらしい。

こんなことで良い筈が無かろう。

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2011年1月 6日 (木)

伊豆に思う

熱海から伊豆急で下田に向かう。

伊豆急は創業50年を迎えているが、乗客は決して多くはない。

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相模湾には漁り舟の影さえなく、

伊豆の海は冬の陽ざしにキラキラと光っていた。

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伊豆には平地と言える平地はない。

だから、漁労と小規模な農業で地域を成り立たせてきた。

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それが近世になって、「伊豆は観光で成り立つのだ」と、

誰もがそう思うようになった。

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川端康成の伊豆の踊り子の効果も絶大だったし、

首都圏に近いことも幸いだった。

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バブル崩壊までは、黙っていても観光客が押し寄せた。

しかし、バブルの泡のように客足が遠のいていった。

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伊豆には、今でも観光を除けば漁業と小規模な農業しかない。

その主幹産業が細っていくのだから、

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伊豆半島の住民にとってはやるせない。

温泉も風光明媚な自然も昔のままだ。

しかし、観光の在り様が変わってしまった。

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人々はよりダイナミックな未知と感動を求めて行動するようになった。

この点伊豆は、歴史の舞台となった城塞がある訳でもなく、

古刹とて田舎びている。

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伊豆急に揺られながら、「伊豆歩き」はどうだろうか?

などと、とりとめもなく伊豆への思いが涌く。

油井から湧き上がる蒸気も、ひとり寂しげに思われた。

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2011年1月 5日 (水)

物語を生きる

今年も、世の中の日常が一斉に始まっている。

でも多くの人々は、やはり新たな気持ちで職場に向かう。

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小学校も、明日は始業式である。

新しい年が「明けましてお目出度い」のは、

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新しいノートを開くからお目出度いのだと思う。

新品のノートを開いて、さあそこに何を書き込んでいくのか?

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それは人それぞれだが、いずれにしても自分だけの物語なのだ。

物語と言うものは、ただ身を任せているだけでは、

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ワクワクするような面白いものにはならない。

これは国の政治も個人も同じだ。

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創造的というか、主体的に道を切り開いていく筋が必要だ。

大なり小なりそんな気持ちでノートに向かえば、

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何しろ真っ白なページが一杯有る訳だから可能性は無限だ。

そいつに一つでも二つでも、新たな挑戦を加えていく。

仮に失敗したところで、それも物語の曲折に過ぎない。

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それよりも挑戦によって「意味のある偶然」やら、

思わぬ発見に遭遇できるかもしれない。

そんな期待を込めて、今年の物語を作り始めている。

そんな意味で、改めて皆さん明けましておめでとう御座います。

今年も、色々とやってみましょうよ!

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2011年1月 4日 (火)

そろそろ元気

間寛平さんが、地球を一周して日本に帰ってきた。

その間を、雨の中2500人もの人々が福岡の港に迎えた。

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そして彼の第一声が「日本って、温かい」だった。

砂漠を越え山岳を越え、そして海を越えて帰り着いた故郷だ。

途中前立腺がんの治療もしながら地球一周を走り抜いた。

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昨年地球に帰還した「はやぶさ」と思いがダブった。

はやぶさは7年間60億キロの宇宙を旅して、

途中、燃料漏れやらエンジン故障、通信途絶もあった。

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でも小惑星イトカワに着陸し、その粉塵を持って地球に帰還した。

「たかがロボットの頑張りだろ」と思う無かれ、

その影には綿密な設計と、

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根気強くコントロールを続けた技術者集団がいた。

それに帰還を実現した精緻な技術も集積されていた。

駄目だ駄目だと言われ続けて来たこの国だが、

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「やれば出来る」ってことを教えてくれた。

間が言った「温かい」福祉の技術だって世界一だ。

この国には、世界に誇れるようなものがまだまだ一杯あるのだ。

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そろそろ日本人の本領を発揮する時が来ている。

その気になりさえすりゃあ、きっと出来るのだ。

今日の仕事始めに、そんな事を考えていた。

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見上げる富士の高根は厳然として、微動だにしていないのだ。

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2011年1月 3日 (月)

初出式

今朝は、市消防団の初出式に出席した。

言うまでも無く出初は、

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江戸の昔から続いている消防の仕事始めだ。

江戸の町には家毎に火元が有ったから、

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とにかく火事が頻発していた。

だから火消しは、江戸の治安そのものでもあった。

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そんな訳で万治元年(1659)に上野東照宮に火消しが集まって気勢を上げた。

その姿が、江戸庶民を大いに安心させたらしい。

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それ以降、出初の行事はづっと続いている。

ともあれ、出初は新春の季語にもなっているほどだ。

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消防団員は1600人余、彼らのキビキビとした儀式は、

私達の新年の気引き締めるのに十分だ。

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かまどや焚き火が減った今日、火事は極めて少なくなった。

でも一旦火事になったら、消防の機動力に頼るほかない。

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それに近頃では、倒壊家屋からの人命救助も担当する。

救急も含め私達の大切な安全弁なのだ。

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自分勝手な世の中になって、

消防団への加入者が激減している。

ボランティアで縁の下を支えるのだから、

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何がしかの使命感が無いとやれないだろう。

ただ、消防団で多くの仲間を得、コミュニティーの原点ができる。

これは一生の財産になる。

人は、共に汗をかいてこそ親密になれるのだ。

ラッパ隊の吹奏に合わせて儀式は進んでいく。

昔と違って、放水やら梯子乗りがある訳じゃないけれど、

やはりボランティアを元気付ける重要な儀式だ。

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2011年1月 2日 (日)

遠州三山巡りラン

初詣を兼ねて遠州三山をめぐって走る。

可睡山、油山寺、そして法多山である。

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26kmほどのランニングになるが、年初めの走り初めには丁度よい。

それにゴールが和の湯で、ここにゆったりと浸かってくつろぐ。

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勿論仲間との祝杯も含めて、正月にはもってこいのこころみだろう。

ともかく、袋井駅前を9:00に13名でスタートした。

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可睡も油山寺も初詣客は意外に少ない。

その少ない分かえって敬虔な気持ちにもなる。

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両山とも由緒正しく、初詣には是非行くべきお寺さんだ。

法多山のように著名でないだけだ。

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油山寺の三重の塔はどっしりと落ち着いて、

塔頭の建物には異国情緒が漂う。

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法多山と併せて遠州の名刹である。

最後に巡る法多山は人と人の山であった。

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何時果てるとも知れない車の渋滞を尻目に、

私達はすいすいと走っていく。

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望むらくは、今年の処世もこんな具合であったらと思ったりして・・・。

走れば26kmなどはアッと言う間である。

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和の湯に着いて甘酒を頂いて、

深層からくみ上げているコバルト色の温泉に浸かる。

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小一時間ほども湯の中から箱根駅伝を応援して、

それからは仲間との新年会である。

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当然のこと、何時までも今年の挑戦について話は尽きない。

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2011年1月 1日 (土)

迎春

新年、明けましておめでとうございます。

寒波と一緒に新年がやってきましたね。

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大晦日の一晩越したからって、全てがお目出度くなる訳ではないけど、

新しいノートの一ページであることは事実だよね。

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このノートに、さてどんな物語を書いていくのか?

私の場合は、二つの新しい事柄に取り組むつもりだ。

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何れも初体験のことだし、これからの試金石でもある。

そんな事どもの祈念を含めて、日の出前に氏神様に詣でた。

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例年のごとく、社前で日の出を待つ。

今年は良く晴れ上がって、

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澄んだ空に地平から真新しい太陽が顔を出した。

氏子一同これを参拝し、今年がいよいよ始まるのだ。

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思いはそれぞれなんだろうが、こうして一年が始まっていく。

私の父も祖父も、もう何百年もこの同じ場所に立っていたばずである。

しこうして、新品のノートを前にしている私がいる。

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だからこそ、新年はお目出度いのだと思う。

社殿の中での儀式や屠蘇は、もうそれは既に日常なのだ。

さあ~て、この一年がより充実した一年でありますように!

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これから日一日と春が近づいてくる。

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