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2011年1月 3日 (月)

初出式

今朝は、市消防団の初出式に出席した。

言うまでも無く出初は、

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江戸の昔から続いている消防の仕事始めだ。

江戸の町には家毎に火元が有ったから、

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とにかく火事が頻発していた。

だから火消しは、江戸の治安そのものでもあった。

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そんな訳で万治元年(1659)に上野東照宮に火消しが集まって気勢を上げた。

その姿が、江戸庶民を大いに安心させたらしい。

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それ以降、出初の行事はづっと続いている。

ともあれ、出初は新春の季語にもなっているほどだ。

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消防団員は1600人余、彼らのキビキビとした儀式は、

私達の新年の気引き締めるのに十分だ。

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かまどや焚き火が減った今日、火事は極めて少なくなった。

でも一旦火事になったら、消防の機動力に頼るほかない。

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それに近頃では、倒壊家屋からの人命救助も担当する。

救急も含め私達の大切な安全弁なのだ。

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自分勝手な世の中になって、

消防団への加入者が激減している。

ボランティアで縁の下を支えるのだから、

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何がしかの使命感が無いとやれないだろう。

ただ、消防団で多くの仲間を得、コミュニティーの原点ができる。

これは一生の財産になる。

人は、共に汗をかいてこそ親密になれるのだ。

ラッパ隊の吹奏に合わせて儀式は進んでいく。

昔と違って、放水やら梯子乗りがある訳じゃないけれど、

やはりボランティアを元気付ける重要な儀式だ。

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