« 物語を生きる | トップページ | 思いつきの愚 »

2011年1月 6日 (木)

伊豆に思う

熱海から伊豆急で下田に向かう。

伊豆急は創業50年を迎えているが、乗客は決して多くはない。

Cimg2730

相模湾には漁り舟の影さえなく、

伊豆の海は冬の陽ざしにキラキラと光っていた。

Cimg2740

伊豆には平地と言える平地はない。

だから、漁労と小規模な農業で地域を成り立たせてきた。

Cimg2743

それが近世になって、「伊豆は観光で成り立つのだ」と、

誰もがそう思うようになった。

Cimg2742

川端康成の伊豆の踊り子の効果も絶大だったし、

首都圏に近いことも幸いだった。

Cimg2739

バブル崩壊までは、黙っていても観光客が押し寄せた。

しかし、バブルの泡のように客足が遠のいていった。

Cimg2737

伊豆には、今でも観光を除けば漁業と小規模な農業しかない。

その主幹産業が細っていくのだから、

Cimg2744

伊豆半島の住民にとってはやるせない。

温泉も風光明媚な自然も昔のままだ。

しかし、観光の在り様が変わってしまった。

Cimg2736

人々はよりダイナミックな未知と感動を求めて行動するようになった。

この点伊豆は、歴史の舞台となった城塞がある訳でもなく、

古刹とて田舎びている。

Cimg2735

伊豆急に揺られながら、「伊豆歩き」はどうだろうか?

などと、とりとめもなく伊豆への思いが涌く。

油井から湧き上がる蒸気も、ひとり寂しげに思われた。

|

« 物語を生きる | トップページ | 思いつきの愚 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 伊豆に思う:

« 物語を生きる | トップページ | 思いつきの愚 »