仕切り直し
改めて学び直すことは、人生の仕切り直しの大いなる契機だろう。
毎日仕事に追われていると、ついつい惰性に埋没してしまう。
自分の経営を見直そうにも容易ではないのだ。
大学の人材育成講座の修了式に立ち会った。
式に先立って「経営改革プラン」を12名の方々が発表した。
一週間に一日、大学の特別講座に通って学んきた方々だ。
会社員も企業経営者もいるし、退職後に農業を目指す方もいる。
そして勿論、農業経営の経営主も加わっている。
受講生24名はお互いに交流しつつ練磨する中で、
それぞれに何かを掴んだようだ。
ただ自ら策定したプランを着実に実現できるか否かは、これから次第だ。
高木学部長から修了証書が授与された後、
少し話しをさせて頂いた。その要旨は、
皆さんに手渡された修了証書は、今のところ只の紙ッ切れに過ぎない。
この修了証を八ヶ月間の結果だけにしないで欲しい。
人間の一生は一場の芝居のようなものかもしれない。
江戸期の俳人が「遊びせんとや生まれけん」と言っている様に、
私達は人生を如何に楽しくするかのために生きているのかも知れない。
それに楽しさと言うものは、目標を追いかけていく過程にある。
そしてその目標が実現された刹那が、幸福と言うやつではなかろうか。
TPPとか政府の無策に翻弄されている農業だが、
アナログ型からデジタル型への転換が必要な部分も確かにある。
それを荷うのは、皆さんの学んだ幅広い見識と実行力だろう。
稔り多い人生を求めるなら、より明確な目標とプランを持つことだ。
そのプランの一つが、今日発表されたものだと思う。
是非、このプランを稔り多いものにして頂きたい。
大筋そんな事を申し上げたが、学ばせて頂いたのは私だったろう。
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