旧交の体温
三年前に退職した職場のOB回があった。
同じ分野で働いた方々だから、
現役時代には随分濃厚な係わりのあった人々だ。
人は一年ごとに平等に加齢していく訳だが、
実際には人それぞれ歳の取り方が違うようだ。
現役時代の上下関係を引きずっているのだが、
そのかつての関係も少しずつ変化していく。
勿論考えることも変わっていくし、
かつての共通の話題もその力点が移っていく。
つまり、お互いの付き合い方にも変化が現れる。
そうして良く考えると、実は自分が一番変わったのだと気付いた。
現役時代は、仕事の仕方とか役職で人を見ていた。
それが、一人の人間として見るようになるのだ。
人間の真価というものは、その人生観と生きる姿勢に現れる。
既に余生に突入している人、過去に生きている人もいる。
それに比べ、社会的な活動をしている人は若々しい。
順序良く順番に生きているはずだが、
それが違うんだな!
それにしても38年、往時茫々である。
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